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爽やかな季節に聴きたい『恋するふたり』

気が付けば4月も4週目。早いもので来週末からはゴールデンウィークがスタートです。いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

風の気持ちいい季節になってきました。こちら明石はここ数日天気の良い日も多く、カメラを持ってどこかへ出かけたいなぁなんて思っちゃう今日この頃です。

突然ですが皆さん!この季節になるとこの曲が毎年聴きたくなるって曲ありませんか。例えば私の場合、新年度が始まったばかりの4月頭にはEPOさんの『う、ふ、ふ、ふ』を毎年口ずさんでしまいます。

う、ふ、ふ、ふ ちやほやされて
う、ふ、ふ、ふ きれいになると
う、ふ、ふ、ふ 悪魔したくなる

なんだかこの曲を口ずさむと、初々しい気分になれるんですよね。新入生や新入社員の頃の、なんだか新しいことの始まりに胸が高まるような感覚というのでしょうか。不安とワクワク感が入り混じった何とも言えない感覚を毎年感じさせてくれる大好きな一曲です。

私の中の4月頭の定番曲!EPOさんで『う、ふ、ふ、ふ』
そういえば昨年の年度初めのnoteでは大好きな『う、ふ、ふ、ふ』をテーマに新入生・新社会人向けてエールを綴りました。昨年新入生・新社会人だった皆さんは2年目がスタートしているんですね。どんな1年だったんだろうなぁ。どんなことでも1年目って人生において思い出深い年となるので、最初は慣れないことも多く大変ですが、時にはがむしゃらに、時には力を抜いて今を楽しんでもらいたいなぁなんて思います。

◇◇◇

4月の頭はそんなこんなで『う、ふ、ふ、ふ』が頭の中で響きまくっているのですが、まさに今、4月後半から5月頭のゴールデンウィークあたりに毎年聴きたくなる曲というのありまして、その曲が大滝詠一さんの『恋するふたり』なんです。

ちょうど今、この季節に聴きたい曲がこちらの『恋するふたり』

この曲は2003年の春にリリースされた曲で、『東京ラブ・シネマ』というドラマの主題歌でした。後追いファンである私にとって、大滝さんの新曲をリアルタイムで楽しむことができた数少ない一曲であります。

この曲を聴くと、青春真っただ中の頃、気持ちのいい春風を感じながら胸をときめかせながらこの曲をよく口ずさんだことを思い出します。

◇◇◇

そんな『恋するふたり』なんですが、大滝さんも狙っていたのか、同名異曲のヒット曲があと2曲ありまして、その曲がどちらもめちゃくちゃいい曲なんです。(どちらも邦題なので原題はまた違うタイトルなのですが・・・)

まず1曲目はビートルズの『恋する二人(I Should Have Known Better)』

映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の中でも歌われているこの曲は、リードボーカルをとっているジョン・レノンによって書かれた一曲で、歌詞の中で

『うかつだったよ!君のような子に出会ってしまって!つい君することすべてが好きになっちゃうよ』

と、ジョンにしては珍しく可愛らしくストレートに好き好きビームを放つ曲となっています。

『ビートルズの曲ってポールが中心に書いてるんじゃないの?』って思っておられる方も多いかもしれませんが、実は初期の頃は結構ジョンが主体となって書いた曲が多く、『恋する二人(I Should Have Known Better)』が収録されているアルバム『A Hard Day's Night』では13曲中、ポールとの共作を含め10曲ほどがジョンが主体となって書かれた曲です。

初期のビートルズを深堀すればするほどジョンのビートルズへの貢献度の高さを感じさせられます。

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さてもう一曲の『恋するふたり』はニック・ロウの『恋するふたり(Cruel to Be Kind)』

1979年にリリースされたこの曲のMVなんですが、なんとこのMVニック・ロウの実際の結婚式の様子をMVにしちゃったというユーモアあふれるものとなっています。

どうもこの曲をリリースするタイミングと結婚のタイミングが同時期だったため、結婚式の様子を撮影してMVにすればMVも作れて思い出も残せるのでいいんじゃないっていう発想からこのようなMVが誕生したらしいです。

余談ですが私の経験上、映像作品を作りながらその場を楽しむのはなかなか難しいです(笑)(自分の結婚式でカメラをセッティングして新郎自ら撮影をしましたが、結局結婚式を楽しむほうに集中してしまい思ったほど撮れだかはよくなかった(涙))

結局、制作に集中するか、その場を楽しむかどっちかになっちゃいます(笑)ニック・ロウさん結婚式をちゃんと楽しめたかどうかが結構気になるところです。(MVを見る限り楽しそうですが・・・または当日結婚式を楽しんでしまったためあまり撮れだかがよくなく、後日別撮りカットを増やした可能性もありますが・・・)

原題の『Cruel to Be Kind』って直訳すると『親切にするために残酷なことをする』みたいな感じなのでしょうか。意訳すると『冷たくするのはやさしさ』みたいな感じかなぁ。歌詞の内容をから想像すると『嫌といっても本当は好きという意味なのよ』みたいな感じのようです。

つまり聖子ちゃんのいう『キスは嫌と言っても反対の意味よ』っていうことなんじゃないかなぁ。なんともまぁかわいい歌詞です。

ちなみにこんなかわいい曲を書いたニック・ロウはその後、エルビス・コステロやプリテンダーズのプロデュサーとして活躍するのでした。

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【ちょっとおまけ】

『恋のホワン・ホワン』という知る人ぞ知る『恋するふたり(Cruel to Be Kind)』の名(迷)カバーバージョンがありまして、これがなかなか癖になる名盤なんです。

こちらが三遊亭円丈師匠の『恋のホワン・ホワン』。ウォールオブサウンド風のバッキングに個性的なボーカルが癖になります。

始めはその世界観に度肝を抜かれますが、是非5回くらい続けて聴いてみてください(笑)きっと定期的に聴きたくなること間違いなしです。歌ってうまいとか下手とかではなく”味”なんだなぁって発見させてくれます。

ちなみになんと7インチシングルレコードも復刻されておりますので、今ならGETしておくことも出来ます。

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いかがだったでしょうか、今回は『恋するふたり』3連発でした。どの曲も可愛くてスイートな曲です。こんな爽やかな皆さんも春の日には恋する気持ちを思い出して『恋するふたり』3曲続けてを聴いてみませんか。

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