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夏が好きなあなた!CITY POPが好きなあなた。そして80年代(エイティーズ)に青春を謳歌したあなた!AORがオススメです。

暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。明日までに仕上げておきたい制作もひと段落したので、本日はのんびり音楽雑談でもしてみようかなぁと思っています(笑)

◇◇◇

皆さん好きな季節はいつですか。どの季節も捨てがたいのですが、もし一つの季節を選ぶのなら私は”夏”です。もちろん春も秋も冬もそれぞれ良さがあり大好きなのですが、良さは夏の輝きがあるからこそ、それらの季節の良さをより深く味わえるのかもしれません。

言い換えれば、他の季節がそれぞれの深みがあるからこそ夏が輝いて見えるのかもしれませんね。(結局、春夏秋冬どの季節も好きなのかも(笑))

急に季節のお話から入るなんて、モーリーさんどうしたんだい?って言われそうですが、季節のお話から入ったのには理由がありまして、ちょくちょく以前から綴っているのですが、実は私、季節によって選ぶ曲が結構変わります。

年から年中聴いている音楽ももちろんあるのですが、一日に聴く音楽の半分くらいは季節合わせて聴いています。大好きなクリスマスソングなんて11月ごろに解禁日みたいなものを勝手に設定して毎年解禁日以降からクリスマスの日まで聴きまくってます(笑)

もちろん夏によく聴く曲というのもありまして、この時期良く聴くジャンルの一つにAORがあります。

私の中でのビーチボーイズから始まったリゾート系ミュージックという好みの音楽の一つの流れがあり、そんな流れの中二十代半ばあたりにAORのマイブームがありました。

自分の中でAORブームが来るきっかけとなったアルバムが『breeze』というコンピレーションシリーズ。

最初はほぼジャケ買いでGET。ジャケットがお洒落で自分好みの上、知っている曲が数曲入っていたので、ジャンル開拓がてら手に入れたのが始まりでした。

最初に手に入れたAOR系のコンピレーションCDがこれ。ジャケットがリゾート感満載でまさに私好み!!

そこから色々とAOR系のCDを買いあさり、私の中で夏の定番ジャンルの一つとなりました。(結局AORと出会ったことが、のちにCITY POPそして歌謡の世界へとジャンルがさらに広がるのでした。こんな話またしたい!!)

というわけで暑いこの時期にあう、お洒落なAORの曲と共に雑談noteを進めていこうかと思っています。それではレッツ・ラ・ゴー!!

Don't Talk(ロンリー・フリーウェイ)/Larry Lee(ラリー・リー)

AORの定義って日本と海外ではちょっと違っていて、日本でAORというと『大人っぽいロック(アダルト・オリエンテッド・ロック)』を指し、海外では『アルバムのテーマを意識したロック(アルバム・オリエンテッド・ロック)』という認識があるようです。

なのでAORと呼ばれるアーティストの位置づけもややズレがあり、エルトン・ジョンやビリー・ジョエルあたりがAOR的なアーティストとして呼ばれているとのことを聞いたことがあります。

一方日本では今でいう爽やかでお洒落なムードのある音楽を指すことが多いような気がします。(ちなみに海外で日本でいうAOR的なジャンルを『Adult contemporary(アダルト・コンテンポラリー)』と呼ぶそうです。)

ラリー・リーの『ロンリー・フリーウェイ』も日本でいうAOR的な曲の一つ。

なんとこの曲、お洒落感を盛るために!?日本で発表するにあたり、『Don't Talk』から『ロンリー・フリーウェイ』とタイトルが変えちゃってます。

邦題という文化は昔からあるのですが、原題をカタカナ表記にしているのかなぁって思うけど実は原題は違うっていうタイプの邦題。

そしてこの『ロンリー・フリーウェイ』が収録されているアルバムジャケットまでもお洒落感満載の鈴木英人さんのイラストのものに変えちゃって発表しています。そのおかげもあってかこの『ロンリー・フリーウェイ』は当時結構ヒットしたようです。

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オリジナルジャケットはラリー・リーさんご本人の写真を全面的に出したデザイン。これはこれでかっこいい!!

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日本で発表される際変更されたアルバムジャケット。お洒落で爽やかなイメージにピッタリです。

Don't Worry Baby(サーフサイド・フリーウェイ)/Vapour Trails(ヴェイパー・トレイルズ)

フリーウェイ繋がりでもう一曲。こちらは『サーフサイド・フリーウェイ』。このタイトルも日本だけのタイトルで、原題は『Don't Worry Baby』。

邦題とはいえ『サーフサイド・フリーウェイ』というタイトルを聞けば、リゾート系ミュージックが好きな私の場合、聴かずにはおれません(笑)

イントロを聴いてピンっと来た方は80年代初頭という素晴らしい時代に青春を迎えた方でしょう。そうこの曲は洋楽紹介番組『ベストヒットUSA』のオープニングテーマでもあります。

当時のオープニングがyoutubeにありました。80年代ってキラキラしていて大好きな時代の一つ。そんな時代に青春を謳歌できた方々は本当に羨ましい!

今でもBSでベストヒットUSAは放送されており、そこでもこの曲が使われています。こんなにワクワクするイントロなかなかないですよね。

Escape (The Pina Colada Song)(エスケープ)/Rupert Holmes(ルパート・ホームズ)

この曲もこの時期聴きたい大好きな一曲。ルパート・ホームズさんといえば『ヒム』も有名ですが、この曲も超名曲。

トロピカルなアレンジに、お洒落なメロディライン。そしてなんといってもこの曲の魅力は歌詞。知的といいますが洒落が効いているうえにオチもあり、なんだかお洒落なんです。

歌詞の内容を簡単にざっくり解説すると、倦怠期を迎えたご夫婦のお話。ある日、夫は新聞に掲載されたある投稿を目にします。

If you like Pina Coladas, getting caught in the rain
もしピーニャコラーダが好きで、雨にうたれても大丈夫で
If you're not into yoga, if you have half a brain
ヨガはあまり好きじゃないけど、ちょっぴり頭が良いくて
If you like making love at midnight in the dunes on the cape
真夜中の岬の砂丘で愛してくれる人なら
I'm the love that you've looked for write to me and escape
それは私が探している恋人なので手紙を私に書いてください。一緒に逃避行しましょう。

こんな投稿を見た夫はちょっぴり妻に悪いなぁとも思いつつ、返事を投稿しちゃうんです。

Yes, I like Pina Coladas and getting caught in the rain
はい!私はピーニャ・コラーダが好きで、雨にうたれても大丈夫
I'm not much into health food, I am into champagne
健康食品には興味はないけど、シャンパンは好きです。
I've got to meet you by tomorrow noon and cut through all this red tape
明日の昼に会って、取り決めなど全部なしにして
At a bar called O'Malleys where we'll plan our escape
”オーマリーズ”というバーで僕らの逃避行の計画を練りましょう。

そして当日バーにやってきたのは、なんとやってきたのはこの夫の奥さん。結局お互いいいなぁと思う相手は自分のパートナーだったというわけです。

いやぁ普通に考えたらやばいでしょって感じなんですが、ここはフィクション。お洒落な物語。お互い”やっぱりあなたしかいないわ”ということになり、めでたしめでたしというオチでした。

現実だったらドロドロしてて嫌だなぁって話かもしれませんが、新聞投稿のやり取りや、文章の言い回しが知的でお洒落。夏のリゾート地でカクテルでも飲みながらお洒落に聴きたい一曲です。

※ちなみにピーニャ・コラーダとはカクテルの名前でエスケープの副題は (The Pina Colada Song(ザ・ピーニャ・コラーダ・ソング))となっています。(お洒落すぎる!!)

ちなみにルパート・ホームズさんのもう一つのヒット曲といえば『Him(ヒム)』。こちらは私の中で何となく秋風を感じる時期に聴きたい曲。清涼感と哀愁のバランスが最高!!

あとがき

いかがだったでしょうか。AORって他にもたくさん名曲があり、なかなかいいですよ。私好みのリゾート系のテイストのものから、お洒落なアーバン系のテイストのものまでいろいろあるのでなかなか奥が深いです。

当時はこのあたりの曲が、当たり前のように街中で流れていたのかなぁ。私は後追いファンなのでそのあたりの当時の空気感は分からないのですが、そんな時代ならお洒落でカッコいいなぁ。本当に憧れの時代ですの一つです80年代って。

また私はAORからCITY POPに流れたように、CITY POPが好きな方にも超オススメのジャンルの一つです。CITY POPだけでなく、AORから時代をさかのぼってディスコサウンドに行くなど音楽って色々繋がっているので、音楽の旅は楽しすぎます。

というわけで今回はこの時期聴きたいAORのお話でした。皆さんも素敵な夏休みをお過ごしください。

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