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ビートルズが好きなら必聴アーティスト名鑑Vol.1『ピーター&ゴードン』

ここ数日、たまたまビートルズの話題を綴っておられるnoteをいくつか拝見し、心の中でビートルズの曲を流れまくっている今日この頃です。

いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

わたくし、モーリーは何を隠そう『ビートルズ大好き映像クリエイター』のを自負するくらいビートルズが大好きです!

そんな私ですからビートルズのnoteを拝見すると、気持ちもワクワク、心もノリノリになって、ついビートルズの曲を聴きたくなってしまいます。

ビートルズの曲を聴いていると脱線して、ビートルズ関連のビートルズ以外のアーティストの曲も聴きたくなるのがいつもの癖。

そんな中、ビートルズの曲を聴いた後、私がよく聴くビートルズテイストを持ったアーティストを、私なりの観点で紹介いたします。記念すべき第1回目!?(何回続くか分かりませんが(笑))に紹介するのはなんとレノン&マッカートニー作品である『A World Without Love(愛なき世界)』でデビューをした『ピーター&ゴードン』です。

メンバー紹介

ピーター・アッシャー
黒縁眼鏡がトレードマークのピーター。ピーターのお姉さんであるジェーン・アッシャーが当時ポール・マッカートニーと交際していたことからレノン&マッカートニーのペンによる、上記の『A World Without Love(愛なき世界)』をプレゼントされます。ピーター・アッシャーはその後、ジェームス・テイラーのプロデュースなどでも活躍します。
コーラスではハイトーンを担当しています。

ゴードン・ウォーラー
少しジョン・レノンにも似ていると思うのは私だけでしょうか。ジョン・レノン風のゴードンは、ハイスクールでピーターと知り合い、一緒に音楽をするようになったそうです。ピーター&ゴードン解散後はピーターほどロック・ポップ界で目立った活躍はなかったようですが、調べてみるとソロアルバムを出したり、役者さんとしての活動もしていたようです。
コーラスでは低音域を担当しています。

サウンド

サウンド的にはビートルズ初期の楽曲に近いテイストで、ロックなビートルズナンバーというよりややアコースティックテイストのメロディアスなビートルズナンバー寄りのテイストを持つ楽曲が多いです。

ビートルズの初期の楽曲で楽しむことが出来る、エヴァリーブラザーズから影響を受けたと思われるコーラスワークを、ピーター&ゴードンでもたっぷり楽しむことが出来ます。

なおデビュー曲の『A World Without Love(愛なき世界)』はレノン&マッカートニーのペンによるものとなっていますが、実質ポール・マッカートニーが作曲した曲のようです。ポールがピーターのお姉さんと交際していたことが縁でピーター&ゴードンの曲を書いたように、『ピーター&ゴードン』の楽曲はビートルズでもジョン寄りではなく、ポール寄りの作風ぽいテイストの曲が多いのも特徴です。

オススメ曲

ピーター&ゴードンにはデビュー曲の『A World Without Love(愛なき世界)』以外にもたくさんオススメ曲がありますので、ここでは特に私が好きなオススメ曲を紹介します。

■ I Don't Want to See You Again(逢いたくないさ)
こちらもレノン&マッカートニーの楽曲。初期のビートルズで歌っていても不思議でないくらいビートルズ風のサウンドが楽しめる一曲です。

I Go To Pieces
デル・シャノンのカバー曲である『I Go To Pieces』。私はピーター&ゴードンでこの曲を知りました。ピーター&ゴードンの魅力といえば、いい曲を発掘し、その曲をそのままカバーするのではなく、弦楽器を多用した厚みのあるサウンドとエヴァリーブラザーズを彷彿させる独特のコーラスワークを駆使した編曲にあります。この曲も哀愁とメランコリックさが漂うメロディをうまくロマンティックかつ情熱的にアレンジしているように感じます。

Baby I’m Yours
バーバラ・ルイスによって歌われた曲で、こちらもカバー曲になります。(実はこの曲の作詞作曲は「ドゥ・ザ・ハッスル!」の掛け声で有名なディスコサウンドの名曲を書いたヴァン・マッコイ!)

実は私ピーター&ゴードン版の『Baby I’m Yours』めちゃくちゃ好きで、ピーター&ゴードンの楽曲の中でもいちにを争うくらい大好きな曲です。

メロディーが美しさと情熱的な編曲が最高です。ちなみにフェイドアウト前にゴードンがシャウトしながら畳みかけるように歌う部分が大好き(細かすぎで伝わらないかも(笑))


True Love Ways
こちらはロックレジェンド、バディー・ホリーのカバー曲。私はこの曲もピーター&ゴードンでこの曲を知りました。編曲がバディー・ホリー版よりもゴージャスで私はピーター&ゴードン版の方が好みかも。

To Know You Is to Love You
ゴージャス系の編曲が光るといえばこの曲も外せません。こちらはフィル・スペクターが在籍したグループ、テディ・ベアーズのカバー曲。テディ・ベアーズ版が良きアメリカの優しい雰囲気なら、ピーター&ゴードン版は情熱的な編曲といったところでしょうか。

woman
最後に紹介するのは『Baby I’m Yours』と並び、私の大好きな一曲『woman』。作詞作曲したのはバーナード・ウェッブ。バーナード・ウェッブっていったい誰。実はバーナード・ウェッブはポールマッカートニーの変名でこの曲の作詞作曲は何を隠そうポール・マッカートニーです。

気品あるメロディにゴージャスな編曲。もう素敵すぎます。約2分半の最高のシンフォニーを是非お楽しみに下さい。

まとめ

他にも『Nobody I Know』(こちらもレノン&マッカートニー)や『Any Day Now』(こちらはバート・バカラックの作曲)などなどまだまだたくさん名曲がいっぱいです。

1964年のデビュー以来、本国イギリスだけでなく、アメリカや日本でも人気を博した『ピーター&ゴードン』ですが、その後時代は、サイケデリックやソウル、ハードロックへと世の中の音楽性が多様化していく中、1968年には解散してしまいます。

ピーター&ゴードンを聴いていて思うのは、音楽は作曲出来ることだけがいいてわけじゃないってこと。誰かが作った曲(誰かによって先に発表された曲)を自分たちの解釈で自分たちのテイストにアレンジして作品にすることに対しても、もっと評価されてもいいんじゃないかなぁなんて思ったりもします。

今回はビートルズの特に初期から中期あたりのサウンドがお好みの方ならぜひ聞いてほしいグループ『ピーター&ゴードン』の紹介でした。


『ビートルズ大好き映像クリエイター』を自負するわたくし、モーリーがビートルズが好きな方ならぜひ聴いてほしいと思うアーティストを紹介するnoteのVol.1いかがだったでしょうか。まだまだ紹介したいアーティストがたくさんいるのでまた(いつになるか分かりませんが(笑))noteにまとめてみたいと思います。

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