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素敵な在宅医療・介護

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#日記

親の死に方は選べない。でも死に場所は選んであげたい。

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「親の死に方は選べないけど死に場所は選んであげたい」をテーマに書いてみたいと思います。 私の父親の話です。 度々記事に書いていますが、父親は現在有料老人ホームに入所しています。 精神科病院から退院し今となれば入所当初は奇跡的に調子の良い時期が数カ月続きましたが、その後は日を追うごとにレベル低下しています。 度々起こすてんかん発作が主な原因だと思いますが、アルコール依存による脳へのダメージが大きかったこともあり発作の度

顔を合わせたサービス担当者会議の大きなメリット

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「顔を合わせたサービス担当者会議の大きなメリット」について書いてみたいと思います。 ここ最近私は新規や退院直後のサービス変更等でサービス担当者会議(以下:サ担)を行う機会が多くあります。 先週も4回ほど開催してきました。 そこで感じるのが、今後利用者支援において関わるサービス事業所の方々が全て揃い開催するサ担の有意義さです。 私はケアマネジャー(以下:ケアマネ)として、如何にサ担を短時間で有意義なものに出来るかに全力

【427日目】トライ&エラー

こんばんは。 訪問のお仕事でちょっとずつ福祉用具や行政の方などの他職種の方と連携する機会が増えてきました。 思っていたよりも他職種と連絡を取り合うことに僕は抵抗が少ないようで、そのあたりは自分の良い点だと感じております。 一方で難しいのは、他職種との連携のタイミングが適切だったのかどうかという点です。 連絡してしまえば相手も仕事なので動いてくれますが、準備が足りていなかったり、評価が足りなかったりすると、途中でうまく噛み合わなくなることを何度か経験しております。 ぶ

【退院】「とりあえず自宅に戻って」が通用する家庭としない家庭

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。 今回は「『とりあえず自宅に戻って様子を見る』が通用する家庭とそうでない家庭」というテーマで書いてみたいと思います。 急性期病院へ入院し、治療が終わり退院の話が上がったとき「自宅に戻る」という選択と「転院しリハビリを行う」という選択を提案される場合があります。 これまで私が関わった「退院ケース」で上手くいかなかったケースがあります。 それは高齢夫婦+別居の子どもが関わったケースが比較的多いです。 先に結論を言うと「退院してみ

訪問看護の醍醐味①(新人ナースがもたらした思わぬ効果)

 昨日、一人の利用者様がこの世を旅立たれた。ご自宅でのお看とりを訪問看護でお手伝いさせていただいた。 うちの訪問看護ステーションでは、久しぶりの案件だった。 うちの訪問看護ステーションは、昨年の春から夏を境に、私以外のスタッフが、全て辞めて入れ代わり、現在私以外の3人の看護師はすべて訪問看護をはじめて半年以内の新人だ。 各々看護師として、病院ではキャリアをもっておられるので、看護師としての基礎的な技術と知識は持っているのだが、訪問看護に関してははじめてで、在宅ならではの考え方

訪問診療日記#4〜失敗を見届ける勇気〜

最近学んだことがあったので共有させていただきます。 結論は患者さんとの関わりと子育ては似ているということです。 エピソード患者さんは80台男性。 もともと認知症でしたが、奥さんの介護のもとなんとか生活している状況。 今年に入ってから、ある大きな病気をされたのですが、幸い大きな後遺症もなく、なんとか自宅に戻って来ました。 さあ、これから自宅で元通りの生活をというところでしたが、長い入院を経て、以前にもまして動かなくなってしまった患者さん。 我々としては、訪問看護や、

だから訪問看護師やめられない

不調を腸活で手放す「不調相談所」をしています 腸活看護師 尾添美幸です 今日は長く勤めている訪問看護師としてのお話です 訪問看護師になって9年が経とうとしています 自宅で療養している方を1件1件訪問し 体調を伺いながら その人に合ったケアをします 入浴介助、オムツ交換、全身清拭 褥瘡処置、点滴管理、酸素管理、排泄管理、 マッサージ、リハビリ、生活指導、 なんでもやります 病気は 慢性疾患、神経難病、がん、いろいろです 100名近くの利用者さん 1日4〜5件の訪問で