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潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)患者さんの就職・転職活動の実態

Gコミュニティの宮﨑です。今日は、7/23(土)に開催された「IBDとともに働き続けるコツ〜就職活動編〜」に合わせて行われたGコミュニティ内でのIBD患者さんの就職活動に関するアンケート結果を紹介します。

詳細はインフォグラフィックの形でまとめています。

ここではその中から先輩患者さんの回答の一部を紹介します。

今回のアンケートでは就職・転職を経験されたIBD患者さんに3つの質問をお伺いしました。

就職活動・転職活動の中(書類選考、面接など)で、病気に関してどのような質問を聞かれましたか?

先輩患者さんは「今の状態、考慮した方が良い点」「入院歴・毎日出社できるか」など仕事に病気がどのような影響を与えるのかに関する質問を多く受けていました。一方で、病気のことを記載したとしても面接で聞かれないこともあった方もいました。

企業や担当者によって病気に関して質問をするか、またどのような質問をするかは異なっているようでした。

インフォグラフィックで知る 潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)患者さんの就職活動の実態より抜粋

その質問に対してどのような回答をしましたか?その結果はどうでしたか?(担当者の反応や結果などを可能な範囲でご記載ください。)

「寛解期なので通常業務に問題はありません。」「日によっては体調に波があるので、勤務時間へ配慮をいただきたい。」など、ご自身の体調のことや必要な配慮を簡潔に説明した患者さんが多かったです。

説明に対する反応は会社や担当者によっても異なるようでしたが、親身になって聞いてくれた会社では不採用となり、逆に他の会社で採用になったりと、必ずしも病気に関する説明のみで合否が決まっているわけではないという印象を受けたといったコメントもありました。

インフォグラフィックで知る 潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)患者さんの就職活動の実態より抜粋

今後就活に取り組まれる今後就活に取り組まれるIBD患者さんにメッセージ・アドバイスをお願いいたします!

面接の中で病気の話をすると「病気なのに働けるの?」という質問に時間を取られてしまい能力をアピールする時間が削られがちなので、能力アピール後や強みの一つとしてアピールするといったコメントや、粘り強く頑張って!といったメッセージもありました。

インフォグラフィックで知る 潰瘍性大腸炎・クローン病(IBD)患者さんの就職活動の実態より抜粋

なお、イベント当日も上記に関する質問が登壇者に投げられ、登壇者ごとにさまざまな回答がありとても熱のこもったパネルディスカッションとなりました。

当日の内容についてもまたレポートしていきたいと思いますので、ぜひお楽しみに。

これからもGコミュニティではIBD患者さんにとって有益な情報やイベントを届けしていきたいと思います。