うつ病日記 2023年5月某日
ここ数日、何もしていない自分。家にいると、ただゴロゴロと過ごすばかりで、うつうつとした心がもたげる。
朝食後、バスを乗り継いで、県立公園に出かけてみた。子連れ家族が多い。広い芝生広場で、ボールを投げる子、シャボン玉を追いかける子を、ベンチで眺めているだけで、心穏やかになる。
木蔭の下は、新緑の湧き立つような薫りに満ちて、心も身体も包まれるような気持になる。この一瞬を味わうだけで、ここに来る価値がある。
とは言え、帰宅すれば、退職勧奨を受けている現実が重くのしかかる。今後の生活に対する不安で、気が滅入りそうだ。
動かねばならない。しかし、動けない。こうして書くことで、気持ちのバランスをとっている。