45歳定年制の話を正しく解釈する
今回は「45歳定年制」についてのお話です。
簡単に説明しますと
オンラインで開催された経済同友会のセミナーで
「45歳定年制にして、個人は会社に頼らない仕組みが必要」
と発言された社長さんがいらっしゃいました。
で、現在はですね、
発言した方の意図からちょっと
外れてしまって炎上気味になっていまして
この「45歳定年制」を発言されたご本人
サントリーホールディングス社長の新浪さんは
後日、発言の本意を説明されていました。
サントリーの社員さんは
どう思ったのか感想を聞きたいところです。
それはそうと、
45歳で定年になることは
リアルに可能なのか?というと
現状の法律では認められていません。
60歳未満の定年は禁止となっています。
また、65歳までの雇用の確保も現在は
義務付けられていますので、希望すれば65歳まで
働くことができるようになっています。
さらにいうと70歳までの雇用が
義務ではないのですが
努力義務化されています。
なるべく長く働きましょう
という風潮になっているんです。
それで、まぁ、
こういった背景を踏まえた上で
皆さん、ちょっと考えてみましょう、
このままずっと同じ会社で働き続けますか?
という話なのです。
すでに使い古された感のある
人生100年時代 という言葉。
その視点で考えると
45という数字はぎりぎり前半で
後半戦のことを視野に入れて
動くタイミングでもあります。
「45歳定年制」という言葉だけ先走る
今の状況は
老後は年金だけだと2000万円赤字になる
という言葉が独り歩きした
「年金2000万円問題」の時と
状況が近いような感じがします。
言葉じりだけが取り上げられています。
お金がないと生きていけないのは
現実ですので
そういった側面も踏まえつつ
言葉じりだけに踊らされることなく
これから先、どのように過ごしていくのか
まずは、ライフプランニングを作成してみること
これが一番大切です。
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