【Vol.2】Field Trip 2023レポート｜豊田中央研究所・トヨタ産業技術記念館をたずねて
Summary
11月25日(土)〜26日(日)、《豊田・名古屋フィールドトリップ》を1泊2日で実施しました。トヨタの施設および研究所を見学し、世界に誇るトヨタの技術とその技術がどのように培われ、育まれてきたのか、成長のメソッドを知るとともにトヨタが行っている最新の研究についても学びます。
GLEのフィールドトリップとは、ふだんの環境をはなれ、その地域の特性や産業に触れるとともに、対話や五感を通じた体験を得ることで日頃とは異なる時間の流れ、マインドの中に身を置いて新しい視座を得ることを目的に開催される企画です。
【Vol.1】TOYOTAの最新技術と環境取組を学ぶ＠トヨタ会館
【Vol.2】豊田中央研究所・トヨタ産業技術会館をたずねて
研究員の方と意見交換｜豊田研究所
2日目の午前中は愛知県長久手市の豊田中央研究所を訪問しました。一般公開されておらず本来入ることのできない研究所で、3名の研究員の方にそれぞれご自身の研究内容についてご紹介いただきました。
3名の研究員の方による講義
細胞生物学がご専門の村本伸彦さん、トヨタハイブリッドシステムの研究をされてきた朽木克博さん、人工知能がご専門で大学でも教えられている徳久良子さんよりお話しいただきました。
今後のキャリアを見据えたメッセージもいただき、その内容はプレイヤーらに大いに響きました。
・研究で大切なことの一つは「個性」であること
・自身の「研究が好きである」という思いを大切にして働いている
・楽観主義が世の中を変える
・理想のワークライフバランスとはライフありき（ライフという車輪が走っている上にワークという車体が乗っている）
白熱したフリーディスカッション
講義後は、3グループに分かれてフリートーク。プレイヤーのプロジェクトについて意見を交わすとともに、ワークライフバランスの話題も白熱しました。
トヨタの「研究と創造の精神」を浴びる｜トヨタ産業技術記念館
2日目の午後は、繊維機械の製造から世界的自動車企業となった「トヨタ」の、壮大な物語を学ぶことができる「トヨタ産業技術記念館」を訪問。大洞館長にご案内をいただきました。
館内は大きく繊維機械業と自動車製造業のエリアに分かれており、それぞれの技術をどのように発展させてきたのかが分かる実物や模型が所狭しと展示されています。
トヨタの「モノづくり」の歴史がどのように紡がれてきたのかを目の当たりにした参加者一同。創業者の、手作業を自動化して母親を助けたいという思いからはじまり、改良に改良を重ねてきた軌跡を辿ることで、どんな大きなプロジェクトもひとりの小さな思いから始まるということを感じられたのではないでしょうか。
2日間を振り返って
GLEプログラムでは2回目の開催となる今回のフィールドトリップは1泊2日では足りないほど学びの多いものとなりました。企業や研究所の方と直接お話しさせていただき、プレイヤーにとって今後の活動の糧となる貴重な経験となりました。
また、フィールドトリップには移動や食事の時間など他のイベントでは得られない余白があり、雑談をしてプレイヤー同士が仲良くなったり、担当以外のアカンパニスト*と意見交換できたことを喜ぶ感想も寄せられました。
（*プレイヤーに伴走する補佐役）
参加者が共に刺激しあうコミュニティでもあるGLEプログラムとして、有意義な2日間となりました。
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