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フリーペーパー「ちまたのちざい」と新作ゲーム「ちょいワルクリエイターず」、ダウンロードできるようになりました!

先日フリーペーパー「ちまたのちざい」が出来たことをお伝えしましたが、今日は、さらにお伝えしたいことが。知財学習推進プロジェクトのウェブサイトを更新し、「ちまたのちざい」だけでなく、同時並行して開発していた新作ゲーム「ちょいワルクリエイターず」のデータも公開。それぞれのPDFがダウンロードできるようになりました。

フリーペーパー「ちまたのちざい」

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上の記事にもあるよう、Momoe Narazaki さんの印象的なイラストが載っているフリーペーパー。要所要所で「これもちざい?」とかわいく問いかけてきます。

身の回りにある知財・知財権の見方を示す塩瀬隆之さんと水野祐さんの対談にはじまり、アートやファッション、農業など幅広い分野の取り組みを知るインタビューやQ&A、白石晃一さんによる変化する表現と知財をめぐる論稿、現代のトピックから知財を考えるレビューなどを掲載。今の時代を映す、大変豪華な執筆陣が集結したフリーペーパーです。MUESUMさんの編集、Allright Graphicsさんのデザインにより、かたちになりました。

ここからPDFをダウンロードできます。紙媒体をご希望の方はフォームよりお申込みください。

「これもちざい?」と問いかけられたら、ちょっとだけたちどまって考えてみてもらえるとうれしいです~ 

そしてもっと知りたいと思った方は、『表現をめぐる知的財産権について考える本』を、ぜひお手元にお取り寄せください(ご注文はここから)。

新作ゲーム「ちょいワルクリエイターず」

ワルってやっぱり楽しい?! 開発初期段階から、何度もその思いを抱きながら、試行を重ねてきたゲーム(プロトタイプ)がとうとう完成しました。

ゲームのほうは、フリーペーパーと比べて断然数に限りがありますので、印刷用データをここからダウンロードできるようにしてみました。ハガキサイズの紙を用意し、指定枚数を印刷して、切り取るだけ。とっても簡単にカードができます。

説明書はここからダウンロードできます。

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ワルって楽しい!?と書きましたが、このゲームは、ワルのすすめ、のようなものでもありません。

知的財産権の侵害に関しては、ゲームの副題にもあるように、「ついついやっちゃう」程度の行為でも権利侵害になってしまうことがあります。まったく悪気がない場合でも、なぜ法的なルールのなかではやってはいけないことになるのか、学んで知る必要があるといえるでしょう。

その際に、法律でやってはいけないことになっているからダメなのだと頭ごなしに押し付けることはよくないと私たちは考えています。なぜならしくみが理解できないなかでの押しつけは、表現やものづくりの萎縮を生むからです。

ではどうすればいい?

新作ゲーム「ちょいワルクリエイターず」は、その問いへのひとつの答えであると思っています。

風の噂によると、9歳のお子さんと一緒に毎晩食後にこのゲームを楽しむご家庭もあるそうです。やっぱり対戦型ゲームは燃えるのかもしれませんね。まずはこのゲームを楽しんでいただけるとうれしいです!!

アンサーゲームとしての「知財でポン!」

新作ゲーム「ちょいワルクリエイターず」の監修者、橋本高志さん(社会福祉法人ぷろぼの)によれば、「ちょいワル~」のアンサーゲームにあたるものが、ひとつ前につくった「知財でポン!」のゲームの世界観だと言います。

「ちょいワルクリエイターず」で仁義なきバトルをしたあと、ふたたび「知財でポン!」にたちもどってプレイすれば、こんな世界に住みたいなあときっと思えるはず。

「知財でポン!」はここから注文いただけます。ぜひあわせて体験してみてください!!

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「知財でポン!」に出てきたワルモノキャラのオレノンとパチモンのイラストを描いた森豊和さん(エイブルアート・カンパニー)に、今回の新作ゲームのイラストを引き続き依頼。4つのワルモノキャラを、新しく描き下ろしていただきました。なんだか憎めないキャラですよね! 

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森豊和さんによる「ちょいワルクリエイターず」ワルモノキャラ

「ちょいワルクリエイターず」の開発経緯

ちなみに「ちょいワルクリエイターず」のアートディレクションは、Good Job! センター香芝の安部剛さん。職業カードのイラストと装飾文字のデザインは、Good Job! センター香芝のEHさん、ともさん、にそれぞれお願いしました。

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EHさんによる職業カードイラスト

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ともさんによる知的財産カード・保護カード装飾文字

こちらから途中かなり細かくいろいろと、ああしてほしい、こうしてほしいと言いましたが、GJ!センターのスタッフとメンバーが協働して、ビジュアルデザインに落とし込んでくれて、なんとも頼もしかったです。

「ちょいワルクリエイターず」という名前をつける際にも、スタッフ間で激しいバトル(?)があり、今にして思えば、いい思い出に。

個人的には、「知財ラプソディ」や「知財でプン!」にしたかったのですが、「なにそれ~」とか「別にプンプン怒ってはいないだろう」ということであえなく却下(笑)。

他にも、いろいろ面白い名前が提案されて、そういった開発の途中経過の様子もこのnoteで詳細にお伝えする気まんまんだったのですが、「ちょいワルクリエイターず」に関しては、振り返ってみると、初回の開発委員会と初回ゲーム打ち合わせの記事だけでした(あちゃー😵)。途中忙しかったというのもあるのですが、最初と最後だけでは味気ない。もうちょっと何とかせねば、ですね。反省。

たんぽぽの家、オリジナル知財研修の実施

ゲームの経験をとおして、そこからさらに、知財・知財権について考えることについては、たんぽぽの家のオリジナルの知財研修でいっしょに考えていけたらと思っています。

コロナでなかなか出前研修に伺えないのが残念ですが、オンライン講習会の機会を設けるなど、いろいろ策を考えていますので、いずれまたお知らせしますね。

フリーペーパーと新作ゲームは、文化庁委託事業「令和2年度 文化庁 障害者による文化芸術活動推進事業(文化芸術による共生社会の推進を含む)『障害のある人の表現と知的財産権に関する知財学習プログラムの開発』」として制作したものですが、

今年度(令和3年度)も権利保護の推進等に関する文化庁委託事業を受託しました。上に挙げたような研修事業を定期的に行っていくなど、力を入れたいと思っています。

(文=たんぽぽの家・後安美紀)

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