タロット講座初のアシスタント

先日山葉子ちゃんのタロット講座にアシスタントとして参加をしました。

4名1クラスで時間は2〜３時間程度でした。「タロットカードの絵柄が面白いから持ってみようかな」というノリで１セット持っていましたが、自分の読みに関しては半信半疑の状態で、講座の前に山ちゃんにタロットの読み方を少し教わり、やっとつかみかけてきたか？ といったところ。今回はアシスタントとして、山ちゃんや参加者のみなさんがスムーズに動けるようサポートできればよしです。

講座の内容は、タロットカードの扱い方から78枚それぞれの絵柄の意味などカードに対する説明が半分と、実際に自分で読んでみる実践編、それに対する講評、最後に山ちゃんが参加者のみなさんにタロットカードを引いてメッセージを贈るという流れでした。

まずタロットカードの存在や、カードの引き方などから入りました。もしかしたら参加者の皆さんの中には、カードの説明書の意味がどうもしっくりこず、それが自分の能力不足のように感じ、自分はまだタロットを読めるレベルにないと思い込むことがあったかもしれません。わたしがそうでした。しかし山ちゃんの教えは全く逆でした。全てに間違いはないのだと。「あなたはあなたの感じたままでいいんだよ」と言われました。正しい答えがないと不安。周りと同じでなくて大丈夫か。そう言った刷り込みが自分の思考のねじれや癖になっていたりします。しかしそれぞれ自由でいいと。感じたままでいいし、感じるままに受け取ってください。それが正解。「自由。自由とは？ まだタロットのこともわからないのに？」参加者のみなさんもその言葉をもらってなお半信半疑だったかもしれない。でも私たちは絵柄を見て何も感じないはずはないのです。この部分のこの色が気になるな。軽い感じがするな。こんな音がしそうだな。この人悲しそうだ。こっちのこれは楽しそうだ。などいろいろ。本当にいろいろです。私たちはそれぞれ違いますから。それがその人その人に降りてきているメッセージなのだそう。

ここから各カード1枚ずつの具体的な説明を受けます。山ちゃんのカードの解説はどれもポジティブで、この日の天候のように爽やかに流れていきました。カードの絵柄によっては何かと戦っていたり、貧しくてよろよろとした人がいたり、死神もいるし、何本も剣が刺さり倒れてる人もいるし。一見悲しそうな絵柄のカードが多くあります。その上カード付属の説明書にはストレートにネガティブな説明がついていたりするのです。「悲観的」とか「不測の事態」「強欲」とか。一人でチャレンジしていたときは、それらを見るたびにカードを閉じてなかったことにすることがよくありました。悩みを打破したくて引いてるのに、さらに気分を下げられると憂鬱でしかなく、次第にカードから遠ざかって行ったのも事実です。しかしこの講座では、一見悪く見える絵柄にもこういう解釈やこんな読み取り方もあるよと、多面的にレクチャーをしてくれて、そのどれもが面白く本質的でもあり、気がついたら夢中でメモをとっておりました。

後半に入り、みなさんがそれぞれカードを引いてみる実践の時間になりました。自由でいいという山ちゃんの言葉のとおり、みなさんの人柄や状況や個性が出ていたと思います。「この絵柄からこんなふうに感じるなんて！」という4者4様がとても魅力的に映りました。「みなさん読めてますよ！」と山ちゃんから力強い言葉が届いて、みなさんもその言葉が喜びに変わったのか、その場の空気が軽やかになった気がしました。初心者のわたしが見ても「みなさんすてきな読み方だな」と温かな気持ちに。これこそが個人の持つ豊かさなんだなと。どれもが前向きで正解である。「メッセージを伝えたい存在は、みんなに幸せになってもらいたいと言う気持ちでメッセージを送っているんです」と彼女は言います。この言葉がとてもしっくりくる。「それぞれらしく自由に」というのはこういうことだったのかと。時間を経るごとに私の中のタロットへのイメージがどんどん書き換わっていきました。

最後に山ちゃんが参加者のみなさんそれぞれにタロットを引く時間です。参加者の皆さんが実践の際自分のために引いたカードと同じものがでたり、みなさんが引いた内容にそっと補足してくれるような内容であったりして驚きました。中には涙する人も。きっと心に響いたのだろうなと。見ていた私までもらい泣きしそうに。山ちゃんが目の前でカードを切り、言葉がスラスラと流れていく姿に皆が釘付けでした。もちろん私も。スピード感があり、かつ簡潔に言葉にしていくのだからすごい。この講座全体をまとめ上げるようなメッセージたちでした。

最後講座が終わりお見送りの時間に。みなさん目がキラキラしていたように思います。体の内側もほくほくしてるようでした。参加者のみなさんもタロット自体への理解が深まり、いろんな形があっていいということや、ポジティブであっていいということなど、山葉子のタロットワールドに触れられたことを楽しんでいただけたのかなと。とても美しい世界に映りました。

サポートのつもりで参加したにも関わらず、きっちり講座に参加して私まで恩恵に預かり、自分の内側を創り上げる基本を教わったわけですが、山ちゃんのタロットは、心の歪みを取り正しい流れを生み出す心の整体のようです。カードを通して何かとつながり、最後は自分が自分で覚悟をして、自分の進む道を選び取っていく。そして自分を構築していく。きっとこうして自分らしく生きることができるようになっていくのだなと。

講座が終わって現在2週間ほど経ちましたが、今では自分自身にも自然に引けるようになってきました。「この件どう思う？」「 今の考えはどう？」 今ではそのカードの絵柄がストンと来るようになったし、その時はっきりと答えがわからなくても、じっくり答えが出るまで信じて待ってみることができるようになりました。仲間がいるみたい。そもそも人は一人のように見えて実は見えない仲間に支えられたチームなのかもしれませんね。そんな妄想まで広がったところで、報告は以上になります。

ご参加いただきたしたみなさま、どうもありがとうございました。
山ちゃんおつかれさまでした。
あ、私にも言っていいかな。私おつかれさま。

山葉子ちゃんのタロットは週１くらいのペースで音声配信されています。心地よさに眠ってしまうというご意見も多いみたいです。ぜひ聴いてみてください。https://note.com/yoko_yama

おわり。