SNS時代の購買行動モデルとは?理解するメリット・マーケティングでの活用法を解説
SNSの普及による情報量の増加と、企業と個人間の活発なコミュニケーションは、市場に様々な変化をもたらしました。
総務省の「令和4年通信利用動向調査」によると、SNSを利用する個人の割合は年々増加しており、2022年8月時点では8割に達しています。
また、帝国データバンクが行った「企業におけるSNSのビジネス活用動向アンケート」によると、社外向けにSNSを活用している企業の割合は40.8%と、4割近く存在します。
SNSは、企業と個人にとって有効なコミュニケーションツールですが、その特性を理解し、適切に活用することが重要です。SNSがもたらす変化を理解するには、購買行動モデルと呼ばれるフレームワークが役立ちます。
本記事では、購買行動モデルとはなにか、また、理解するメリットやSNSマーケティングでの活用法についてご紹介します!
購買行動モデルとは?
購買行動モデルは、消費者が商品やサービスを購入に至るまでのプロセスを体系的に示したものです。その時代の環境やビジネスモデルの変化に合わせ、「マス広告時代」「インターネット時代」「SNS時代」に分けられています。
購買行動モデルを理解するメリット
顧客のニーズを把握することができる:
購買プロセスにおける各段階で顧客がどのような行動をとるのかを理解することで、顧客のニーズをより深く把握することができます。
より効果的なマーケティング戦略を立てることができる:
顧客のニーズを把握した上で、より効果的なマーケティング戦略を立案、見直しすることができます。
購買を促進することができる:
購買行動モデルの各段階に合わせて、適切なマーケティング施策を実行することで、購買を促進することができます。
SNS時代の顧客行動を分析する消費行動モデル
今回は、SNS時代の顧客行動を分析する消費行動モデル のひとつとして、PERCARSをご紹介します。
従来のAIDMAモデルやSIPSモデルと比較すると、PERCARSは、Personalized(最適な情報に触れる)といったひとりひとりのユーザーに最適化された情報や体験と出会うという段階を設けることで、従来のモデルよりも個々の顧客を重視しています。SNS時代において、顧客一人ひとりのニーズや価値観が多様化していることを反映しています。
また、Share(共有)といった情報収集や口コミ、拡散などを、購買行動の重要な要素として取り入れています。これは、SNSが顧客の購買行動に大きな影響を与えていることを反映したものです。
SNSマーケティングでの活用法
購買行動モデルは、SNSマーケティングにおいて消費者行動を理解するためのフレームワークとして活用することができます。それぞれのフェーズにおけるユーザーのニーズを理解し、仮説を立て、それに対する具体的な施策を立案することで、ユーザーの行動とマッチしているかどうかを確認することが可能です。
また購買行動モデルで示したユーザー心理を、カスタマージャーニーに落とし込み、ユーザー具体的な購買行動を理解・分析するのものもよいでしょう。
まとめ
購買行動モデルを活用することで各フェーズで個別のユーザーに対し最適化したアプローチをするためのマーケティング施策を立案・実行できるため、ユーザー自身のネクストアクションにつながりやすくなります。
自社のSNSマーケティングの効果を最大化するためにも、本記事の内容をぜひ参考にしてみてください。
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