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「WeChat活用策」ー公式アカウントではどんなことができる?

WeChatの企業運用や個人利用をしたことがある方がいらっしゃるかもしれません。WeChatはどんな媒体なのか、簡潔にいうと日本におけるLINEのようなイメージです。
WeChatはLINEと同じ、個人や企業も利用する可能なSNS媒体で、中国では日常生活で欠けないツールとなっており、中国本土で実店舗を展開している企業(無印良品、LOFTなど)やインバウンド客の多い店舗と日本国内で運営している企業も多くあります。利用者は20代~50代メインで、20代以下、50代以上の利用者も少なくないのも現状となります。
ではここから、WeChatでは具体的にどんなことができるのかを紹介していきます!


WeChatではどんなことができる?

WeChatは、単なるメッセージングアプリを超えた多機能なプラットフォームとして、さまざまな利用シーンで重宝されています。

①コミュニケーションツールとしての活用

LINEと同じく、コミュニケーションツールとして自分に関係がある人と連絡する際には、WeChatの使用率が最も高いです。

②WeChat公式アカウントの活用

WeChatの公式アカウントは全部下記のように3種類がありますが、ここでは利用率が高い2種類を紹介します。

サービスアカウント:
一般企業のプロモーション活動やマーケティング活動に適したアカウント。個人ユーザーとは友達関係のような形で繋がることができるため、フォロワーに対して高い確率で情報を届けることができます。
サービスアカウントは毎月4回配信することができ、配信する際にアカウントのフォロワーに届くような仕様になります。ユーザーが商品やキャンペーンなどの情報を求めるために企業の公式アカウントにフォローすることが多く、商品の紹介やキャンペーン、また、投票機能と広告の連携を通じて、フォロワーの意見を集めたり、ブランドの認知度を高めたりするための有力な手段となります。

・購読アカウント:
メディアや個人向けのアカウント、ニュースリリースのような内容を配信する場合に適応です。
適切なターゲットに向けてサービスを訴求できるWeChat広告配信やWeChat公式アカウント内に自社越境ECサイトを簡単に構築することも可能です。購読アカウントは毎日1回で配信可能ですが、サービスアカウントと異なり、配信した時点で通常のチャットと同様に表示されません。

サービスアカウント活用することで、ターゲット市場に対して効果的なコミュニケーションを展開することができます。これにより、ブランドの認知度を高め、売上を増加させることができると考えられるため、サービスアカウントと購読アカウントを比べるとサービスアカウントのほうがお勧めです◎

③WeChat Payの利用

WeChat PayはQRコード決済やオンラインショッピングでの支払いに広く使われています。特に中国では、日常的な支払い手段として浸透しており、日本でも訪日中国人観光客向けに導入する店舗が増えています。
WeChat自体は多言語対応可能ですので、連携可能なクレジットカードを登録すればだれでも利用可能で、日本においても多くの店舗がWeChat Payを導入しています。WeChatの公式広告を通じて数万人以上のフォロワーが集まり、かつクーポン券の配布を通じて来客数が大幅に増加している企業も多くあります。

④モーメント(投稿)の配信

個人アカウントで利用されるモーメントは、写真や動画をシェアする機能です。投稿は友人とのみ共有され、日常の出来事や旅行の思い出を共有する場として人気があります。XやLinkedInがお互いフォローしなくても他人の投稿を見れることとは異なり、WeChatモーメントで配信した内容は自分のアカウントと関連付けている友人しか見えないのが特徴です。親密さや信頼を高めるのに役立ちます(配信前に表示可能な範囲の設定も可能です)。

⑤ビジネスへの影響

WeChatは広告配信やターゲティング広告を通じて、企業の市場参入やブランディングに役立っています。広告を実施するとき、バナー広告、モーメント広告など多くのメニューがあります。WeChatは豊富なユーザーデータを基にした精密なターゲティングが可能で、例えば、地理的位置、興味関心、年齢、性別などのデータを活用して、特定のターゲット層に広告を配信することができます。これにより、広告の効果を最大化し、費用対効果を向上させることができます。


企業公式アカウントでは、ただ情報を発信するだけでなく、顧客との深い関係を構築し、顧客のライフサイクル全体にわたって価値を提供することが重要です。このようなアプローチによって、WeChatを通じたマーケティングが企業の成長と成功に貢献することが期待できますね!

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