介護記録:5W2Hより日本語で
介護保険法の下で運用される介護サービスにおいて、サービス提供の証となる介護記録は非常に重要です。客観的な情報を正確に記録しなければなりません。
テキストなどでは、5W2Hで記録しましょうと説明されますが、いざ記録しようとすると英語で思い出そうとして混乱します。
無理せず、日本語で覚えれば良いのです。
「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どうした」と、この4W1Hをパッと言えるようになって、「どれくらい」「なぜ」の1W1Hを付け加える形で完全に覚えてしまいましょう。記入する順番も基本的にはこの順番になります。これができれば、記録を書くのも早くなり、見直しも簡単になります。
やらされ感が先行し、面倒くさいと嫌われる記録ですが、
実は自分の成長を客観的に見ることができるのが介護記録なのです。
最初は満足に書けなかったものが、周囲からの指導を受けながら上達していきます。
3ヶ月前や半年前の記録と現在の記録を見比べて、どんな成長が見て取れるのか、あるいは全く成長の跡が見られないのか(泣)
客観的な観察から始まり、介護者である自分の関わりとそれに対する利用者の反応、ケアプランの目標に沿った観察と支援の実践、PDCA、評価や気づきの反映。
今行っているケアを見直すことで、マンネリ感を打破すれば、モチベーションも自然に高まります。真剣に、本気で取り組めば、介護支援ほど創造的な仕事はありません。何といっても、利用者の人生と命が懸かっているのですから。
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