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沿線まるごとホテル!

「沿線まるごとホテル」とは
既に利用されなくなった駅舎や鉄道施設などを「ホテルのフロント」として蘇らせ、沿線集落の空き家を「ホテルの客室」に改修、さらには「ホテルのキャスト」として地域住民が接客、運営を図るという「沿線」を「まるごと」楽しめる「ホテル」の世界観を創出したホテルです。自然豊かな場所には新鮮な水、空気、どこか懐かしいと思わせてくれる心温まる瞬間が詰まっていることでしょう。


 都会で働く人々は、時間に追われるが如く働いています。1分1秒何に追われているのか不思議な程に。ふと気がつくとそこには、疲れ果てた自分が目の前にいるのです。誰か一人でも構わない、自分が心を開ける人と共に地域の守り神が鎮座する神社を訪問したり、空き家を改築した古民家風のホテル内で地元の食材を使用したお料理を堪能する時間を過ごすことは、まさに至福の一時。


 昔、奥多摩地域で栄えた「青梅林業」がありました。青梅林業の特徴の一つに川を利用した木材の運搬が挙げられます。丸太を組んだ道を作り(木馬道)、そこに伐採した木々を筏を利用して川の上流から下流へ流していき多摩川を数日間かけて各地に運搬していきます。運び出された木々は江戸城建築、各地の寺院に使われ木材の需要が飛躍した時代がありました。

 時代は流れ令和の時代となり、私達はふと多摩川を見たときにどれだけの方が林業が栄えていた時代を懐かしく思い馳せることができるでしょうか。もしかしたら、もう林業が栄えていた時代を知らない、経験したことがない方達が今の林業を支えています。現代のやり方で。今、伐採を迎えた木々を植えた先祖の皆さまはどのような思いで、上から見守られているのでしょうか。


 様々な歴史がある「青梅」という土地で、新しい事業が展開される予定です。旅好き、電車好きの方は特に必見!お見逃しなく。

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