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ワイドローラーコラボを★5まで使ってみた~基本編


1.筆者・記事ついて

 ゲーム初心者の私ですが、発売から数か月後にスプラトゥーン3を始め、今や完全にスプラ中毒に侵されています。
その中でワイドローラーコラボ(以下ワイコラ)と出会い、「なんかおもしろそう」と軽い気持ちから持ち武器にすることに決めました。

 早速ネットでワイコラの情報を漁ってみたところ、出てくるのは
『弱い』『無印よりは強いんじゃね(弱いけど)』『持っているだけで戦犯』などなど…
ワイコラを持ち武器にしようと決意した私にとって、不安が募る記事ばかりが散見されました。
幾度となく武器変更の誘惑に駆られながらも、試行錯誤を繰り返しながら使い続けた結果、無事S+までたどり着きました。

 実力はまだまだではありますが、私なりの解釈を共有することでこれからワイコラを使う方、現在使っているが思うような結果が出ていない方の参考になればと思い、この記事を書こうと思いました。かなりの長文になりますがお付き合いお願い致します。

※あくまで私の個人的な解釈となります。考え方の一つとして暖かい目で見ていただければ幸いです。


2.ワイドローラーコラボとは結局何なのか

①ワイコラはローラーであってローラーでない

ワイコラを使用し続けた結果、このような結論に至りました

 ローラーだと思って使用すると
・ローラーなのに横振りで1確が出ない→弱い
・ローラーなのに縦振りが細い→弱い
・ローラーはキル武器のはずなのにメインのキル性能が低い→弱い
・サブスぺのキル性能が低い、使いづらい→弱い
・ジムでいいじゃん→弱い

 私自身もワイコラと出会う前はスプラローラーが持ち武器でしたので、ワイコラを使用してすぐの頃は同じようなことを考えてました。
このような考え方が基になる上、さらには武器の扱いづらさも相まって、
ワイコラ=弱い、使えないという風潮が必要以上に強くなってしまった気がします。

 キル性能が低いと、キャリーしにくい等の意見ももちろん理解しています。Xマッチ等でバリバリやっている方から『弱い武器』と烙印を押されることについては、私も否定できません。
それでもS+までは達成できましたので、数回しか使用されていない方、ワイコラに少しでも興味を持った方には、せめてワイコラをちゃんと理解した上で『弱い』かどうかの判断をしてもらいたいと思っている次第です。

ワイコラはローラーの形をした別の武器と思って使いましょう。

②スプラ界の僧侶となるべき

 スプラトゥーンは基本4人1組で戦うゲームです。
これって何かに似ていると思いませんか?
・・・そうです。RPGです。
突然ですがここで質問です。
このRPGの4人パーティーですが、どういった職業で構成されていますか?
頭の中にに思い描いてみてください。

・・・

 いかがだったでしょうか。
勇者・戦士・魔法使い・僧侶の4人がパッと頭に浮かんだ方も少なくないのではないでしょうか。

 このメンバー同士が1対1で戦った場合を考えてみます。
戦士と僧侶で戦ったとしたら、十中八九戦士が勝つでしょう。
僧侶は戦士より弱いですから。
 では、戦士が強いというのなら、4人の編成を戦士、戦士、戦士、戦士の4人にしてみたらどうなるでしょうか。
もちろん、ごり押しであっという間に勝利を掴むこともあるでしょう。
反対に、敵の強い攻撃に耐えられず全滅する恐れもあります。
敵の防御力が高く、攻撃が通らない可能性もあります。

 つまり、勝利を安定させるために必要となってくるのが、回復魔法やバフ・デバフとなります。このRPGでいう『僧侶の役割』を担うのがワイコラだと考えています。
チームのバランサーとして働くことにより、戦士4人のチームより強くなることは大いにあり得るはずです。
僧侶なのに先陣を切って攻撃を仕掛けたり、相手の攻撃を受けようとしたり、仲間を放置したりするから弱いんです。

 たまに筋肉系僧侶(前線に出て縦振りでキルを取りまくる方)ともバトルで出会ったりしますが、私の技術ではそうはなれませんでした。



3.戦い方の基本

 ここからは戦い方の基本についてお話していきます。
ルールごとの戦い方については別の記事で書く予定ですので、ここでは基本的な考え方について書かせていただきます。

前提として

 ワイコラの強みは『塗り』です。塗りを存分に活かして戦いましょう。
また、サポート武器としての使用を前提と致します。
 常に全体の動きを把握する、今後の展開を予測することが一番重要なことと考えています。加えて不用意なデスをしないこと。僧侶がデスしたらバランスが一気に崩れます。

 メインの攻撃方法としては高台をとり、相手の上から横振りを当てることとなります。攻撃と塗りを同時にできますので、かなり強いです。
長射程の攻撃は遮蔽物でかわしましょう。下から突撃してくる短射程は、登る前に攻撃を当て、倒し切れない場合は高台から相手と逆方向に飛び降りながら攻撃しましょう。それでも無理なら退散です。

その他戦い方の詳細については以下に記します。

①クリアリングする

 塗りを活かして横振りでクリアリングをしましょう。
ワイコラがクリアリングを積極的にすることにより、他の方のインク消費を抑えることができます。これは前線を上げるスピードを速めることに繋がります。
 また、他の武器にくらべて塗り範囲が広いので、潜伏を見逃すリスクも減らせます。クリアリングをする際はただ塗るだけでなく、常にそこに相手がいると想定して行いましょう。もし相手がいた場合、次の行動へのスピードが変わってきます。

②対面している味方のサポートに入る

 1対1で戦っている味方を見つけたら駆けつけましょう。
(ルール関与が優先の状況等、他にやるべきことがある場合はそのままがんばってもらう選択肢ももちろんあります。)
・味方の足元に横振り
  →味方の機動力が上がる 
  →逃げやすくもなるので味方の生存率UP
・相手に横振り
  →相手の機動力を下げる
  →体力を削り、確定数を減らす
・ラインマーカー
  →直撃で体力を削る
  →直撃できなくてもセンサーで味方に位置を知らせる
  →センサーがつかなくても相手はラインマーカーを気にしながら戦わなければならないので自由に動けなくなる
・アメフラシ
  →近場での対面サポートに使用することはほとんどありません。
   (メイン攻撃で同等以上の効果が出せる為)

③遠くにいる敵に圧をかける

 メインが届かない相手に圧をかけることにより、前線に出るのを遅延させることができます。
 また、最前線で戦う味方のサポートにもなります。
・アメフラシを投げる
・ラインマーカーを投げる

基本的には前に出れないときの対応となります。
手前をサポートしながら奥もサポートしたい場面といった感じです。
前に出れるときはきちんと出ましょう。
また、チャージャー等の長射程武器をどかす役割も担います。

④対面する

 なるべく味方と一緒に戦いたいところではありますが、1対1の戦いは避けて通れません。
前述しましたが、キル能力が低いだけにこれが一番厄介です。
ここについては次項に詳しく掘り下げて書かせていただきます。


4.対面について

 対面についてですが、私は他ローラーのような潜伏キルをメインにはしていません。ワイコラの強みが活かしきれないと考えているからです。また、キル性能が低い、縦振りを当てることが難しいことも理由に挙げられます。(場面によっては潜伏することもありますが、それは後程書く予定です。)
 理由をお話しますと、潜伏中は自由に身動きが取れません。つまりその間は味方のサポートができないことを意味します。僧侶なのに。
また、潜伏は相手インクの中にある少量の味方インクにて行なうことが多いと思いますが、周りが相手インクで囲まれた中での対面は強くありません。モーションが大きく、塗りながら動くことが苦手な武器だからです。

 潜伏の場合、縦振りで1確が理想ですが、1確できない距離を相手が通った場合、近くに寄ってから攻撃する必要が出ますので、近づく際にキルされてしまうケースが増えます。しかも外したら終了です。
他に近づかないとすれば、縦振り+ラインマーカーのコンボに頼る形となりますが、難易度が高いです。
 横振りは2確ですが縦振りと同じ状況が起こります。奇襲で1回当てたのち、周りが相手インクの中、デスするまでにあと1回を当てるのはなかなか難しいです。距離を詰めきれず、3確になってしまったらなおさらのことです。

では、実際にどうするかを具体的に考えていきます。

①塗り状況を整える

 まず対面する前の準備として、得意な塗りで足元の塗り状況を整えましょう。イメージは帯です。横の帯を作り、それが終わったらさらに前の帯と、少しずつ塗りを広げていきましょう。
くれぐれも相手インクを直線的に縦に切り開いて戦おうとしないで下さい。負けます。はい。味方インクの帯の中で左右に動きながら戦える状況を作りましょう。
 塗りを広げる際はインク管理も重要です。
塗りに必死になってしまい、インク切れ間際で対面、インクが足らずデス。なんてことが使い始めは頻繁に起こります。前線で塗りを広げる際は、タンクが半分くらい減ったら回復、といったイメージでいいと思います。

②相手をけん制する

 相手が見えなかったらラインマーカーで索敵、相手が見えたら、ラインマーカー+縦振りでけん制しましょう。
最初は当たったらラッキーくらいの感覚でいいと思います。
慣れてきたら次第に当たるようになります。
 縦振りをメインとして使っていきますが、相手が射程内に入ってきたら相手に向かって打ち、相手が射程外に下がったら、縦振りを少しずつ横にずらしながら行い、けん制しながらも前方の塗りを横に広げていきます。
大事なことなので何度も言いますが、この際インク管理を忘れずに。
相手はいつ突っ込んでくるか分かりません。

③突っ込んできた相手に横振り

 塗り状況はこっちが有利にも関わらず、対面に自信がある方、ワイコラを甘くみている方はそのまま突っ込んできます。最初は引き打ちを行い、さらに近づいてきたら広げた塗りの中を前後左右に移動しながら、横振りを当て続けましょう。移動は横振りしながらのヒト移動とイカ移動を組み合わせて行います。
 横振りをする際、相手を狙うのはもちろんですが、相手が突っ込むために塗った相手インクを塗り返すこと、相手の攻撃を避けることにも重きを置いてください。焦ってすぐに倒そうとするとやられます。ヒット&アウェイ戦法でじわじわダメージを与えていきましょう。
 この横振りはマニューバーのスライドにも強いです。動く方向にバシャッとすれば、私みたいなガバガバのエイムでも当たります。

④逃げる相手に縦振り&ラインマーカー

 状況が悪くなって逃げる相手には縦振り、ラインマーカーで追撃しましょう。こちらも最初と同じく、当たればラッキーでOKです。

もし逃げきられてしまったとしてもこちらの勝ちです。
そもそもワイコラは弱いんだから引き分けでも勝ちと同じでしょ!ということではありません。

理由は対面中に塗りが発生しているからです。
 ・対面した時間:互いに同じ
 ・キル数、デス数:互いになし
ここまでは一緒ですが、対面後の床を見てみて下さい。
先程までの対面の方法を取れば、こちらのインクの方が多くなっているはずです。
相手が何もできなかった間に、こちらは塗りが行えた。
まぎれもなくこの対面はワイコラの勝ちとなります。
同時にスペシャルポイントも相手より溜まっているはずです。

対面中にアメフラシを併用するとなお効果的です。
確定数の減少、塗りのサポート等、メインとの相性は抜群だと感じています。
②のけん制を続けていくと、次第にスペシャルポイントが溜まっていきます。溜まったらアメフラシを吐く。相手が下がったらラインを押し上げる。相手が躊躇してアメフラシの中に少しでも留まったら、一気に前に出てキルを狙う動きをしていきます。
アメフラシは着地点を中心に広がりますので、自分のインクと相手のインクの境目より若干相手側に投げてあげるといいと思います。

 私の中では、けん制の縦振りorラインマーカーで1回、突っ込んできたところを引き打ちで1回、自分のインクを広げたところに入ってきたところを1回の3確で倒すといったイメージがベースとなっています。
 短射程武器には最初の縦振りを少し近づいて50ダメ以上を与えたり、重量級武器や、まっすぐ向かってくる相手には引き打ちを縦振りに変えたり、状況に応じて確定数を減らしていく動きをして戦っています。

 長くなってしまいましたが、基本編は以上となります。
 この記事では私が思うワイコラの基本だけをまとめてみました。あくまで基本ですので、この戦い方のみでは不十分だと思います。
これだけで終わってしまいますと、味方への依存が多すぎるため、負けにくいけど勝ちにくい状態でもあると言えます。追加の部分につきましては、別記事にてルール別で書きたいと思います。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

ルール別解説
ナワバリバトル編↓

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