ゆるり新木鉱泉(埼玉県秩父市)
やらなきゃならないことがたくさんあったけど、えいやと連休をとった。
そう。そろそろ温泉へ行かなければ‼︎
今回は両親たきおとふさことともに、埼玉県秩父市にある新木鉱泉へ。
今回私たちは車で訪れたが、事前に連絡をしておけば西武秩父駅・秩父駅まで迎えにきていただける。
●新木鉱泉の歴史
創業は江戸時代の文政10年(1827年)までさかのぼる。
その頃、埼玉県秩父市では三十四か所の観音霊場を回る秩父札所巡りが流行していた。
巡礼者が秩父路に入り、一番から四番まで巡ったところで巡礼初日も夕暮れを迎え、すぐ近くの新木鉱泉が秩父の最初の宿として人気を得たという。
肌がさらっと仕上げる鉱泉は「卵水」と呼ばれ、地元客や巡礼者、そして評判を聞きつけた湯治客にも親しまれ、その200年の歴史を今も残している。
早くに宿入りできたので、甘いものを食べてから温泉へ行こうか。
●御代の湯(みよのゆ)
温泉は離れにある。
御代の湯は、泉温15℃の冷鉱泉。
源泉を加温している湯船と源泉の水風呂を交互に入る温冷交代浴ができる。
・源泉名 新木鉱泉
・泉質 単純硫黄冷鉱泉
低張性-アルカリ性-冷鉱泉
・泉温 14.8℃
・湧出量 8.5ℓ/min
・知覚的試験 無色透明、殆ど無味硫化水素臭
・pH値 9.4pH
・泉質別適応症
慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病
体にまとわりつく湯が柔らかい。
ぬるりとして体も心も汚れをはぎとってくれそう。
加温しているといっても熱すぎずぬるすぎずの適温でのんびり入浴を楽しめる。気持ちいいなー。
露天風呂はさらにぬるめになっている。
青空のもと、ととのえられた庭を眺めながらぼーとする。気持ちいいなー。
ここでしばらく時間を過ごすと、凝り固まっていた心がゆるゆるになってきた。あんなにもやもやしていた気持ちが、まぁいいかーってゆるーい気持ちになる。湯につかれば、自分も相手も許せる気持ちになるんだね。ぼんやり青空仰ぎながら、仕事を休みとってよかったなーとしみじみ思う。
ゆるゆるした心と体をさらにゆるめるため、ここで風呂上がりの一杯を。
あははー。幸せー。
畳の上にごろんと横になる。
やばいなー。気持ちいいなー。
だらだらゆるゆるしているともう夕飯の時間。
夕飯は別室個室を用意してくださった。
よく食べよく飲んだ。
浴場で一緒になったご婦人から、料理はおいしいから楽しんで‼︎…とアドバイスをいただいた通り、十分に楽しんだ。
そうそう。浴場での会話って、有益な情報を得られるよね。1人でのんびりもいいけど、ご一緒になる方とのひとときもまたいい。
もうひとっ風呂浴びてから21時に就寝。
5時半起床。
いつもと同じ起床時間。いつもと違うのはたっぷり寝たこと‼︎ さすがにすっきりとした目覚めだった。
温泉地に行くと早寝早起きができ、心も体も健康になる。この健康的な時間を毎日過ごせたらどんなに幸せなんだろうなー。
さて。朝日が差し込むなか朝風呂を楽しんだのちは、お楽しみの朝ごはん。
素敵だなー勉強になるなーと思ったのは、つかづ離れずのサービスの距離感。
たくさんの方々が身の回りを整えてくださっているはずなのに、館内ではほとんどスタッフの方には会わない。だけど、困ったときはすぐさま助けてくださるし、館内いたるところに心遣いが散りばめられていて快適に過ごすことができる。
サービスは時々過剰なものになってしまうけど、相手がなにを望んでいるかを考えて考えて行動すると居心地がよかったり感動したりするものなんだね。
さて、今回はお土産を購入。
鉱物油、着色料、シリコン、香料、小麦由来成分を添加していない、お宿オリジナルの温泉化粧水。
いい時間だった。
ごはんもおいしかったし、温泉もよかったし、とにかくのんびりゆっくりできた。
やっぱりこういう時間は大事ね。
大事だなーよかったなーと思える時間が過ごせるよう、日々もまた大切にしっかりと過ごしていかなくちゃね。
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