介護を通して人との繋がりを感じられる職場【本郷小規模多機能型居宅介護事業所(西ノ島町社会福祉協議会)】
今回は、本郷小規模多機能型居宅介護事業所で働く佐山さん(21歳・男性)にお話を伺いました。
本郷小規模多機能型居宅介護事業所は、西ノ島町社会福祉協議会の事業の一環として運営されている介護施設。
通い、訪問、宿泊サービスを柔軟に組み合わせて利用することができ、在宅生活を続けたいという方々を支援しています。
●応募のきっかけ
大学3年生で中退を決意
僕は広島で育ち、高校卒業後は地元の大学の経済学部に進みました。
しかし、言ってしまえば「とりあえず」で選んだ進路だったので、授業にもあまり興味が持てず…。
1年生の時は全てオンライン授業だったためなんとか続けられましたが、2年になって対面授業になると、通うのが面倒でサボり始めてしまいました。
そのまま籍だけ残して3年生になり、流石に親にも将来を心配され始めます。
今から通い始めても単位取得が間に合わないし、気持ち的にも復帰は難しいと考え、退学を決意しました。
なぜ西ノ島に来ようと思ったのか
その後、就職に向けて仕事探しを開始。
資格がなくても、未経験でも働ける職場を探していました。
ネットで検索して、上位に出てきたのが西ノ島だったんだと思います。
実は、どうやって西ノ島の求人にたどり着いたのかはあまり覚えていないんです。笑
福祉の仕事を選んだわけ
福祉関係の仕事にも元から興味があったわけではないです。
介護職員は全国的に不足しているので、資格を取得すればどこに行っても就職がしやすくなると思い、やってみることにしました。
そんな理由で選んだ仕事ですが、少しずつ教えてもらいながら働いているうちに興味が湧いて、今はもっと介護のことを勉強したいと思っています。
●やりがいを感じる時
認知症を患っている利用者の方が、自分の顔を覚えていてくれた時はすごく嬉しかったですね。
名前まで覚えてもらうのはなかなか難しいですが、認識してもらえているということがわかって素直に喜びを感じました。
●今後やってみたいこと・体験してみたいこと
介護の資格取得
次はまた別の福祉関係の職場に行くことになっていて、そこでは資格の取得を目指して勉強もしていきたいです。
資格を取る上で、派遣職員として働いている期間は実務経験には数えられないため、その職場への就職も視野に入れて考えています。
休日の過ごし方
休みの日はほんとに何もしないです。
昼前に起きて、掃除して、もう一回寝て起きたら夕方で。ご飯食べてお風呂入ってすぐ寝ちゃいます。
島内の観光は来てすぐに一通り回ってしまったし、知り合いもまだ少ないので、することがないんですよ。笑
でも釣りはやってみたいですね。あと他の島にも行ってみたいです。
隣の海士町には入社式で行ったきりで、知夫里島にはまだ行ったことがないので、天気のいい日にでも行ってみようと思います。
「職場は明るくて、のんびりしてて、いいところです!」と笑顔で語る佐山さん。
インタビューの際は終始のんびりとした空気感でお話ししてくださいました。そんな佐山さんの持つ独特な雰囲気は、今の仕事にも、島暮らしにもとっても合っているのかもしれません。
スタッフの方もみんな優しく、女性ばかりの職場ですが全く問題なく馴染めているそうです。初めての一人暮らしということで、よくご飯の心配をしてくださると言っていました。
勤務時間は朝8時半から17時半まで。仕事内容も利用者さんにコーヒーを入れたり、ちょっとしたゲームをしたり、みんなで体操をしたりなど。せかせかとしたようなものではないので、利用者の方々の雰囲気も相まって、のんびりとした空気で楽しく働いているようです。
本郷小規模多機能型居宅介護事業所は、未経験で資格がなくても働くことができます。利用者の高齢者の方々とゆっくりお話ししたり、一緒に体操したり、食事を見守ったりすることなどが主な業務。
人とコミュニケーションをとることが好きな方、自分のペースで働きたい方、介護の仕事に興味がある方などにはぴったりな職場です。
ご興味がある方は、ホームページよりお問い合わせください。
西ノ島町特定地域づくり事業協同組合
ホームページ:https://www.nishinoshima-kumiai.com
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