まっくろくろ助

表現の練習に使います。

まっくろくろ助

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最近の記事

風が冷たくもなく生暖かくもなく心地が良い。 春の夜が一番好きだ。夜風が心地よい。 草の匂いと花の香り。 今はなかなか嗅覚を使う機会がないので、人がいないのを見計らってマスクをずらして呼吸をする。 本当に息をしている感覚を取り戻す。 夜は優しい。落ち込んでいてもなんとなく夜の空気に癒されることがたくさんある。 闇の中にぼんやりと浮かぶ月。 パラパラと散らばっている星たち。 夜でしか見えない景色がある。 夜は時間の流れが昼よりもゆったりとしている感じがする。 夜に、私は毎日救われ

    • お花たち

      お花の定期便が届いた。 今回の花はガーベラ、スターチス、かすみ草だった。 ガーベラはメインのお花らしく華やかに咲いていて、ピンク色が色鮮やか。 スターチスはこのあいだ白い子が来たが、今回は黄色の子だった。 同じ花でも色が違うだけで印象ががらっと変わる。 かすみ草はかなり好きな花だ。 白い小さな花が枝分かれした茎からポコポコ生えていて、決して目立つ花ではないが控えめでおしとやかで可愛らしい。 春らしい鮮やかなお花たち。見ているだけで癒される。 花という大きな括りでは同じ種族

      • 無題

        書くことが思いつかない。 今日一日で脳みそがだいぶ疲れてしまった。 今日の文章は本当に思ってることをつらつら書くだけにしよう。 ハンバーグが食べたい。 とびきりレアなヤツ。 生肉じゃんこれ、でも美味しいねって笑いながら。 お花を飾りたい。 こないだ花屋さんでブルースターっていうお花を見つけて鮮やかな水色がとても綺麗で部屋にあったら最高だと思った。 仕事を辞めたい。 仕事を辞めて、少しお休みしたい。 今自分のことが分からない。やりたいことが全く見えない。1ヶ月とか休んで旅

        • 素の自分

          人は、関わる人によって見せる面を変えて生きている。 親と接する時と恋人と接する時、同僚と話す時と上司と話す時、会議での発言と家族との談笑…素直で誠実な人でもきっと全然違うのではないだろうか。 私は素直で誠実な人間ではないと自分では思っているので人によってコロコロと態度を変えている。 かなり好き嫌いが激しい人間だと自負している。 それが良くないのもわかっているし、変えようと思うこともある。 だがいざ嫌いな人の前に立つと、そう決意した時に限って嫌味なことを言われたりしてガラガラ

          違う顔

          お花を買って生けてみた。 今まで花が生活を送ってきたけれど、生活に彩りが出るという言葉をヒシヒシと実感している。 お花そのものは変わらないのだが、毎日全然違う顔を見せてくれて観察していてとても楽しい。 日によって笑っているように見える日や、しょげている日、怒っているような日もある。 1週間経って萎れてきてしまったが、その萎れた姿でさえも1週間生活を共にした身としては愛おしい。 あと少ししか一緒に居られないだろうけど、1日も長く生きてもらってあの子のいろんな表情を見てい

          大人

          何歳から大人、なんだろう。 切符は中学生から大人料金だし、親元を離れて1人で暮らし始めても大人ではない気がする。 成人は20歳だが、自分は20歳を越えているがまだまだ子どもだなぁと感じる。 金銭的に自立したら大人なんだろうか?結婚したら大人?子どもができて家族を持ったら大人? どれもピンとこない。 職場の50手前の家庭を持っている人でも接していて子どもだなぁと思うことがよくある。 逆に自分と10歳しか違わない方の方が大人に感じたりする。 自分は、大人というのは「人に寄り添えて

          続ける筋

          能力というものは使えば使うほど磨かれるものだと思う。 一朝一夕ではなかなか身につかないが1日に1回積み重ねていけば着実に成長が出来る。 ちゃんとしたことしなきゃ〜って思うとハードルが上がって出来ず気づけば三日坊主…なんて事にもなりかねない。 三日坊主になるよりかは、1日1分でもいいから本を読むとか、1文字でもいいから文を書くとか、スクワット1回をするとか短い時間でもそれに向き合うことが大切なのだと何かで読んだ。 飽き性なので色んなことを半端に放り出して何にも身につかずボケっと

          言葉の持つ力

          高校の時に先輩から言われた、大人になった今も忘れられない言葉がある。 私は喋り下手で思ったことをすぐに口に出すのが苦手だ。 考えがあってもパッと言葉に出来ないことが多い。 「あなたはどう思う?」と聞かれて、すらすらと答えたいけれど答えられない。 あの日も先輩に意見を求められてモゴモゴと口ごもってしまった。 そんな私に先輩は一言「あなた本当に日本人なの?」 多分先輩は何気なく思ったことを口に出しただけなんだろう。 笑っていたし冗談のつもりだったのかもしれない。 けれど私はそ

          作品を生むということ

          今日は今まで行ったことがない美術館に行ってきた。 展示されている物には絵画や立体造形作品、動画を使った物等本当に多種多様なものが存在していた。 もうこの世にはいない方の作品も沢山あった。 しかし遺された作品は人と関わってまた新しい物を産む原動力になったりする。 作者はなくなっても作品は生き続けている。 それって凄いことだな、と思う。 「紙に絵を描く」という行為でも色んな方法があって、絵の具を使わなくても、他のもので表現することも出来る。 白い紙に釘を白く塗ったものを刺し

          作品を生むということ

          ひとつひとつ

          街中で見かけた小さな子どもが可愛かった 今朝は珈琲を美味しく淹れられた 字が綺麗だね、と褒めてもらえた 夜ご飯に入った居酒屋が当たりだった コンビニの新商品をなんとなく買ったら想像以上に美味しかった 久しぶりに友達と会って話が出来た 小さなことかもしれないけれどこういう日常に潜む小さな幸せが、自分のモヤッとした心を晴らしてくれる。 当たり前を当たり前と思わずに、大げさに受け止めることが生きていく上で大事なのかもしれないなぁ。 良い事は大げさに喜んで、悪い事は気に

          人間になりたい

          時々、私は人間ではないと思うことがある。 中二病っぽく聞こえるかもしれないけれど、本当にそういう感覚があるのだ。 注意していないとドロリと崩れてしまいそうになる。 自分って一体なんなんだろう? 普通って一体なんなんだろう? 人の数だけ常識があるはずなのになんでみんなは普通が共有できていてそれに沿って生きていられるんだろう。 息苦しくないのかな? 普段は私も社会人に擬態してるから、人に合わせて生きているんだけどたまに全部ぶち壊したくなる。 でも普通人間をやれている人達が羨まし

          人間になりたい