素の自分

人は、関わる人によって見せる面を変えて生きている。
親と接する時と恋人と接する時、同僚と話す時と上司と話す時、会議での発言と家族との談笑…素直で誠実な人でもきっと全然違うのではないだろうか。

私は素直で誠実な人間ではないと自分では思っているので人によってコロコロと態度を変えている。
かなり好き嫌いが激しい人間だと自負している。
それが良くないのもわかっているし、変えようと思うこともある。
だがいざ嫌いな人の前に立つと、そう決意した時に限って嫌味なことを言われたりしてガラガラと崩れてしまう。

人によって態度を変えてはいけないという風潮があるが私はそうは思わない。
私を雑に扱う人間まで大事に扱う義務なんてない。
その嫌いな人にとって私は嫌なやつだろうけどお互い様だ、素の自分なんて一ミリも見せてやらないし心を囲うでっかい壁を作って鎖でぐるぐる巻きにして南京錠をかけて必要最低限だけ関わる。

大人げないことは分かっているけどこれが私だ。
絶対に心なんか開かない。

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