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力を抜いたら、うまくいったこと

スイミング(クロール)

肩と首の力を抜くと、楽に泳げる。水の流れにスーッと乗れるから、腕の動きやキックに頼らなくても進むことができる。

手〜腕で水を掻くときに、肩の力を抜く。そうすると、肩のつっぱりがなくなって可動域が広がる。くわえて、手に入っていた余計な力も抜けて、入水のときの抵抗が少なくなる。

首は、肩以上に泳ぎのスムーズさとスピードに影響を及ぼす。
首に力が入っていると頭が上がりがちになり、水の抵抗を受けやすくなる。目線を前方ではなくプールの底に向けて、そのときに首の力を抜くと、驚くほど泳ぎが楽になる。
ただ、頭が下がらないように注意する。

肩・首の力を抜きながら泳ぐときに、心の中で「私は流木」と唱えながら、まっすぐな姿勢を保つとうまく泳げる。

ランニング

スイミングと同様に、肩と首の力を抜くと疲れにくく、体幹への意識を感じながら走ることができる。
また、走りながらもリラックスできて、どんどん頭も冴えてくる。

肩から手先までの力を抜いて、自然に腕を振る。上体がその動きに同調すると勝手に体が前に出て、足がそこについていく。

首の力を抜くと、体全体の緊張が解けて楽に走れる。目線は前方をニュートラルに見る。

体幹に意識を向けられるようになると、体、動きが安定し、効率よく走ることができるようになる。

もし、力が抜けないと感じたら、ふーっと深く息を吐いてみよう。走りながらでも、歩きながらでもいい。吐いた息と一緒に緊張が緩まっていくのを感じることができるだろう。

包丁さばき

意外かもしれないが、力を抜くと包丁さばきもうまくいく。料理下手な私が感じることなので、わりとたしかなことだろうと思う。

まな板の上に食材を置いて、包丁で切る。ついつい包丁を上から下に下ろして、トントンという具合に切ってしまいがち(よく、お母さんが台所で料理している描写で使われる、あの感じ)。

そうではなくて、刃を食材に対して上下斜めの角度で入れて、そのときに、肩、手首、包丁を握る手の力を抜いて刃を下ろす。
ただ、姿勢は正しく保つこと。ランニングのときの体幹と同様に。

余計な力が入らないからスーッと包丁が入り、疲れない。なおかつ、断面もなめらかになる。

人との会話

苦手だと思っていた人とも、「打ち解けなければ」とか、「言い負かされないようにしなくては」と身構えて臨むよりも、心の力を抜いてリラックスすると、気持ちが楽になって余裕が生まれる。
余裕が生まれた分、話したいことが話せたり、信頼関係が築かれるということもある。

心の緊張を解くのはなかなか難しいことかもしれないが、ここで役立つのが、体の力を抜くという動作。人の思考、感情、肉体はつながっているので、体得した動作は知性にも反映させることができる。

緊張しているときは、深く息を吐いて、体の力を抜いてみよう。
もし、うまく吐けないときは、一度思い切り息を吸ってみる。すると、今度は吐かざるを得なくなる。そうして、体の力を抜いてみよう。


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