病みに病んだ私の大学受験#5

こちらの記事の続きとなっています。
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センター試験 昼食休憩

国語で盛大にこけてしまい、精神状態がかなり不安定になってしまいました。

昼食休憩は、母に作ってもらったおにぎりを食べたのですが、何も味がしませんでした。
食欲も全く湧きませんでした。

テストで終わってしまったということ以外の全てに意識が向きませんでした。

この焦りを昼食後まで響かせないようにするために、まず行ったことはしっかりと国語の解けた問題を全て思い出してみて、その量から

「意外といけてるんじゃないか?」

と脳を錯覚させることでした。

ゆっくり考えてみると意外とあっている部分が見つかったのですが、やはりだめな部分も見つかり全く効果はありませんでした。

そこで次に行ったのが、事前に行っていたテストの点数シミュレーションを想像して、自分に

「まだこことここを取り返せば持ちこたえる。」

と言い聞かせることでした。

この方法で(数学:○○%、英語:○○%・・・)をとれば目標の総合80%を達成できることが分かりました。

この時の値が自分としては実現可能なもので半分くらい落ち着きました。

しかし、一番落ち着いたこと、励まされたこととしては、テスト前になるといつも父が言ってくれていた

「テスト結果の事は考えるな。まずは目の前の問題に全力を尽くせ。結果はその後に自然とついてくる。」

という言葉を思い出したことです。

この言葉を思い出して、今一番重要なことは、
「国語の結果を心配するのではなく、テスト全体を通して後悔がないといえるように全力で取り組むことだ。」
という事に気づきました。

残された英語や数学、理科を全力でやりきることだという事に気が付きました。

このようなことを考えていると昼食時間が終わってしまいました。

国語の試験後に荒れまくっていた精神状態は、本調子には全然戻っていませんでしたが、目線を次に向けることができました。
(終わった国語の結果から次の英語へ)

今考えるとベストな時間の使い方だったと思います。

昼食後

まだまだ、今回もだめかもしれないという気持ちは残っていましたが、

ダメならだめで後々自分に言い訳の余地を残したくない。
最後の悪あがきをしたい。

という思いから、英語の試験に意識を向けることができました。

英語の手ごたえはいつも通り。
昼食時間の自分の取り組みが功を制しました。

一日目の試験が終わり、友達と帰っている時には一緒に自分たちのできなかったところを言い合い、傷のなめ合いをしました。

この傷のなめ合いも、この時して良かった思います。

テストで失敗してしまった時、自分だけだと思い込みがちですが、お互いに嘘でもできなかったところを言い合うことで、

「意外とみんなもできてないから自分も行けるかも」

という気持ちになることができました。

帰宅

家に帰ってからは、二日目の理系科目の勉強を少しして寝ました。

親を無駄に心配させたくはなかったので、テストの話は何もしませんでした。

もちろん、まだ希望はあると自分に思い込ませたかったので、答え合わせはしませんでした。

二日目

二日目も一日目同様同じ会場へ行き、同じ席でテストを受けました。

前日失敗してしまって後がないという緊張感は少しありましたが、精神状態はかなり戻っていました。

「この日の自分のやるべきことは数学と理科を全力で頑張るだけだ」と考えていました。

数学が始まると、適度な緊張感といつも以上の高得点を取るんだという感情がうまく作用し、今まで以上に手ごたえがありました。

理科に関しては、最後少し集中が切れてしまったところはありますが、いつも通りの手ごたえでこなすことができました。

この日も、帰り道は友達と傷のなめ合いをしながら帰りました。

帰宅後は、親に国語で失敗したことを伝えました。

親はすでに答え合わせをしていたみたいで、少し目標よりは低い点数だけどそこまで落ち込む点数ではないよと聞かされました。

めちゃくちゃびっくりしました。
それと一緒に、あの時あきらめずに全力を尽くして良かったと心の底から思いました。

自己採点

全てのテストが終了したので、自己採点を行ったところ、

ほとんど全教科で過去最高点を取ることができていました。

急遽科目を変更した倫理政経は85%
手ごたえが最悪だった国語は65%
その他の科目は90%
くらいで、全体としては85%をとることができました。

この時までの最高点は80%でした。
なので、試験本番で5%も点数を挙げることができました。

あの時あきらめずに良かったと心から思いました。

最後に

国語のテストで失敗してしまい、一時はかなり精神的に追い込まれてしまいました。

しかし、そこで諦めることなく、次の試験に臨むために全力を尽くした結果、過去最高得点を取ることができました。

前回も書きましたが、テストなどで一番重要なのは、どんな状況でも揺るがない精神を持ち合わせている事です。

そのような精神をつくるためには、どんな状況でもあきらめずに自分と向き合い続けることが大切であると思いました。


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