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BKK「分析と機会と協調」

ちょっと私自身、現場DXをアップデートできました!

今までの考え方は、KKD(勘と経験と度胸)で育ってきた”人財”が、テクノロジーと融合していくことを想像しながら、その強みを伝えてきました。今までの”泥臭い”体験が、テクノロジーを具備することで武器に変わりますという話です。もちろん、ブレてはおらず、一定の解だと信じて推進しています。

一方で、「勘と経験と度胸」ではなく、「分析と機会と協調」という、なんというか”優しい”考え方と出会いました。略すとBKKか、悪くはないな(笑)

先日、営業DDXプログラム(今村商事の研修事業)を受講してくれた、製造業の若手が、こんな話をしてくれました。「データで会話できれば、相手と戦わなくて良い」。そうなんです、僕ら30年ビジネス軍団は、ビジネスを”戦い”に寄せすぎている帰来があること、その気付きが出発点となります。

データが価格交渉を無くす

世の中、まだまだ商談は価格中心であり、値引きやリベート交渉がメインです。「売ってあげる側と売ってもらう側」の力関係は、不動の原理であり、そこを変えようとするモチベーションはありません。

データは消費者の行動や性格を反映しています。つまり、誰のものでもない消費者のデータなのです。そのデータを分析して、消費者にとってポジティブな、そしてプレイヤーの売上と利益が向上す結果を出せるのであれば、そこにネガティブな要素はありませんよね。

なんて優しい流通現場だろうと思います。

もちろんデータ分析はむっちゃ大変です。統計学的なことも勉強せにゃならん。生成AIを使っても、売り場での実行はリアルです。しかし、ここに情熱を投下することはポジティブであること、その合理性に改めて気付かされます。

「分析と機会と協調」

データによって、現場が、いっしょに切磋琢磨できる環境って良くないですか?それで皆の営業成績が上がれば、戦う必要なんてないですよね。んま、厳密に言えば、「分析をせず機会を得られないプレイヤーは淘汰されていく」のですが。ただ、それは受験と一緒で自己努力なので、ちゃんと勉強した人が勝つ可能性が高まるだけです。

しかし、この世界線は、流通営業の人気がでそうだな。食品は人類のライフラインです。大切なプロダクトを、データで成長させる営業の最前線はむちゃくちゃカッコいいですね。

そのような彼ら(彼女ら)が、分析と機会と協調の場を作れるよう、しっかり手伝っていきたいます。これがおっさんである私の役割であり、次世代にバトンタッチする継承だと考えます。

今回は、この気付きを与えてくれた仲間への感謝の回ですよっと。

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