尼僧行者

修験道の衰退に心を痛めている尼僧であり修験行者です 修験道に興味があり山伏になりたい方…

尼僧行者

修験道の衰退に心を痛めている尼僧であり修験行者です 修験道に興味があり山伏になりたい方 どうすれば仏教に繋がれるのかをお伝えし修験道を後世に残せるよう尽力したいと考えています ちなみに尼僧行者が実際に存在するのかは不明でありキャラクター設定上は幻の存在なのです

最近の記事

山伏と呪い

山伏でもそれなりに修行を積んで 階級が上がると祈祷ができるようになったりもします 神通力が使えると過信して 誰かを呪ってしまう山伏も居ます 人を呪った経験のある山伏は そこで終わります 厳しい言い方になりますが 山伏のモブとして一生が決定します ただ 終わったことに気づいていない山伏がどれ程多いことか、、、 法力や神通力を身につけることは それなりの人間性が必要であり 神仏はその力の使い方について 驚くほど良くみています 修行を積み それなりのチカラが欲しいのであれ

    • 天官賜福完走

      陳情令で墨香銅臭さまに背中を突き飛ばされ 真っ逆さまに 沼落ちしてしまいました天官賜福は日本語版現在2巻まで 一年に1冊ペース発行なので もし 完結が8巻としても あと6年、、、 死んでしまうか 老眼で小さい字が読めなくなってしまう なので 魔翻訳で完走(番外編も含めて10日で完走) 能力の無駄遣いを猛省中 翻訳機にかけたら 神官が僧侶って翻訳されて出てくるので リアル僧侶にとって 毎回 心臓に悪い主役の謝憐が苦難の連続で 読むのが辛すぎて病みそうになり 幸せな結末とき

      • 功徳と祈願について

        祈祷をしてもらい最初は叶ったのに 2回目は叶わない という場合があります 最初の祈祷は それまで重ねてきた功徳ポイントがあったので運良く祈祷が通っただけ 功徳を使い果たしてしまえば 2回目の祈祷は通らなくなります 祈祷をいくら頑張っても 本人に功徳がなければ叶わないのは当然なのです功徳とは周囲に福をもたらす善行の積み重ね 大した善行も積んでいなければ功徳ポイントはゼロになっています 2回目の祈願が通らなければ この神さま 仏さまは 効力が無い と恨み出し 運気がどんどん

        • 天官賜福と法力の範囲

          天官賜福の日本語版にあるのですが 神官の法力は その神官の陣地(お祭りされているお堂の多い場所)が強く 離れてしまうと法力が弱くなる これは ある程度 事実です じゃあ お守りも離れると効き目がないのか という質問も出そうですが お守りやおふだ 類は 遠方に行くことがわかっているので 別の扱いになります あくまでも神官などが自分の陣地を離れると法力が弱くなるということなのです ですから リアル神官も自分の陣地からあまり遠くに出かけて なにか事を起こしにいくことはほとん

          魔道祖師と呪符

          道教をここまで素敵に表現できるのは 中国だからできるのでしょうね 道教の仙師をこんなにハンサムに仕上げてくれて ありがとう 14話で札を手に会話するのですが 「通常は朱砂で書く」と江澄が藍氏に話します 日本での通常販売されている諸本では 赤で書きますとしか述べられていません 日本では きちんと伝を伝えられる修行を終えた者にしか 護符を書く時の材料や書き方は 伝授されていないので ほんの一部といえども さすが中国は護符の書き方も 普通に皆さんに公開するんだと驚きました 注意

          魔道祖師と呪符

          天官賜福と術

          もともとは漫画やドラマは見ないのですが 最近のアニメやドラマって面白いと今更気がつきました 天官賜福1シーズン7話 丸いあかりの玉をともす術があり それを 鬼と怪しまれた時に 「奇門遁甲の術だ」 と ごまかして話すシーンがありました 奇門遁甲は兵法に利用する方位術なので 灯りの玉が出現するといった あからさまな術としての現象は出現しないはず とりあえず 奇門遁甲と答えたのか はたして 古来中国での奇門遁甲では術がつかえたのか も一度 自分の資料を確認しなければ、、、 (

          天官賜福と術

          お坊さんには早くなった方が良い

          定年になったら お坊さんになりたい 仕事や家庭が一段落したらお坊さんにでもなりたい お寺はのんびりしている お坊さんは坊主丸儲けのイメージがあって 簡単にそんなことを言うんでしょうね なんて失礼な言葉でしょう 僧侶を甘くみるのではありません 宗派によりますが 修行にはかなりの体力が必要だし 食事も不十分です(高血圧とか糖尿は修行できない場合も) 覚えることが沢山あります 経典やお経の漢字の読み方も古い読み方だったり 所作 お供えの方法  一人前になるには10年くらいは

          お坊さんには早くなった方が良い

          霊感で人をたすける

          祈祷やお祓いをして人を救いたいと願う人は やがて 人を助けたいからチカラ(霊感)が欲しいと言い出します 人を助けたい 目的に対して 心の奥底にある感情を神仏は見透かし そこに  自分が誰かに必要とされたい 自分が認められたいといった 自己顕示欲などがあると チカラは得られません 本気でこの世界でやっていくならば オスカーワイルド著作「幸福な王子」のように ツバメになり 息絶えるまで継続する覚悟が必要です (自分で調べて読んでください) そして残酷なのですが 物語のよう

          霊感で人をたすける

          安心してください簡単には宗教に入れません

          お寺のお参りに何度も来る方は 少しずつ顔見知りになってお話をするようになるのですが お寺の人と話すのは初めてで  宗教の人と話すと宗教に入れられると思っていました  だから住職さんともあまり目を合わさないようにしていたんです と 言われる方が 意外に多くいます 何を勘違いしているんだろう と笑ってしまいました 映画やドラマで宗教と名を借りた悪徳商法を 宗教だと思い込んでいる傾向が強いんですね 皆さん宗教に縁がなさすぎて 全くモノを知らなすぎで驚きます 安心してください

          安心してください簡単には宗教に入れません

          ドMな僧侶達の話 を視聴して

          ドMな僧侶達の話 を視聴して まともにお坊さんの話をしてくれる方が いることを嬉しく思いました 離檀料についての見解について テレビや書き込みでの噂はありますが お寺さんの一員として 見聞きする中では 実際に悪徳に離檀料をふんだくる お寺を見たことがありません。 尼僧行者はお寺にお墓がない祈祷寺なので アンタは良く知らないだけだ と述べる方も居るかもしれません  でもね お寺の勉強会や全国会議にでても世俗の皆様よりも温厚な方が多いのです温厚というよりも大人しすぎるように

          ドMな僧侶達の話 を視聴して

          印について

          アニメで印を組んで 敵を倒すのは鉄板ですが 印については 市販の入門書にも載っているので マネをして 印を組めるようになった気持ちでいる方もいます しかし 市販で購入できるということは 本当に使える印ではなく わざと間違えたり重要な部分を外した方法で紹介されています (修行もしてない人間に教える訳がないでしょう) ちょっと常識的に考えればわかると思うのですが 見えない世界に興味がある人は 既になにも分からなくなっていて 自分で色々試し 良くないモノを呼び込んでしまう方もいま

          その12教えてもらったこと

          大切な話 下着は白かベージュの柄無し もちろんレースはダメ タオル類は必ず白 滝行などは下着が透けないように 白い衣を何重にも重ねておく など なのです 女性同士でなければ 教えていただけない内容でした 今では女性の行者がいても細やかな指導がなされていないのか 柄物のタオルを持っていたり 下着は白でもレースが入っていたりする方を見かけます

          その12教えてもらったこと

          その5神仏との付き合い方

          石山さんに出会う前 写経に行ったお寺で住職に お坊さんになりたいと相談をしていました 歴史に残る行をされた方で 今となっては よくそんな高僧に相談したなぁと冷や汗がでます 僧侶になりたいと相談したとき 第一声が「そんな つまらんもの、、、やめとけ」 仕事が辛いのか 人間関係で悩みがあるのか 改めて尋ねられました 仕事は出世しているし 特に対人での悩みもなく ただ 僧侶になりたい そう答えると 自分は女性の弟子をとっていない 紹介するなら尼僧院になるが良いのか 尼僧院だと尼

          その5神仏との付き合い方

          その3師僧とは

          お寺で修行するにはまず師を見つけなくてはいけません 落語や歌舞伎も師匠が居ますよね 落語の一門に入るのに師匠が必要なのと同じで お寺の一門へ入るには師僧(しそう)が必要なのです 要するに お寺に入るのに自分の親兄弟の保護者は必要ありません 代わりに師僧が保護者として全責任を持つことになります ただ近年 お寺の息子さんなどは自分の父親がそのまま師僧となり 仏門に入る場合がほとんどです

          その3師僧とは

          その2憧れから現実へ

          お坊さんになりたいと願っても お葬式でもテレビに映る住職も男性のお坊さんばかり 女性はお坊さんになれないと どこかで諦めていました 子供の頃 胡麻豆腐を出して有名になった尼僧さんが テレビのドキュメンタリーで流れていました 尼僧さんなのに 近くのお坊さんに恋をしてバチがあたった といった内容で 子供心に そんな俗人的な尼僧さんはダメだと思ったり 尼僧さんの情報ってその程度だったのです 特徴のない会社員家庭に生まれたので 特徴なく学校を卒業し特徴ない就職をしました 程な

          その2憧れから現実へ

          その1まずは自己紹介

          在家から修験道(山伏)の道にはいり その後 僧侶となりました 今では山奥の尼寺を守っています 僧侶になった理由は 子供のころ黒い衣に憧れたから 普通はアイドルとかプリンセスに憧れる小学生の頃 遠足で東大寺に行った時 お坊さんの黒い衣をみて 「あれが着れる人になれたら素晴らしい人間になれるんだろうな」 無条件に憧れたのです アイドルよりもそういった心や人間性に惹かれる一風変わった子供でしたが その頃から社会性が高かったので 周囲には本当の気持ちを言わず 心の奥底でそっと閉

          その1まずは自己紹介