南国の雨上がり

先ほどまでスコールだった。
雨上がり我が家は緊急事態宣言。

有りとあらゆる生命が突然の雨を逃れて這い上がってきた。

洗濯物を取り込む一瞬を見逃さずに。

カメムシから始まり、モスキート、ヤモリ…
コイツらはどうでも良いのだが、
ヤツもきた。。Gである。デカイ。
幸い動かない。必死のパッチで来たのであろう。壁に張り付き全く動かなかった。殺虫剤の噴霧でようやく動き出すも残念ながら、なす術なし。大量のトイレットペーパーを用いて、瀕死状態の彼をトイレにお流し。

せっかくのリラックスタイムのはずが、僕も彼もまさかの世紀の一戦であった。

網戸の解放時間を限りなく0に近付けようと年々努力している。それでも何かが侵入し平穏な時間を脅かす。

生物の生に対する貪欲さを感じるのである。
奴らとの戦いが始まる季節の本番が来たのだ！

夏を感じ、生を感じ、努力をし、体力を消費し恐怖も感じる。

そんな一瞬の出来事であった。