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美容室でのコミュニケーション


 あなたには信頼できるお気に入りの美容室がありますか?私は美容室迷子の時期も長く、ホットペッパービューティーなどのアプリで検索をかけ、お得な初回料金を設定してくれている店舗をグルグルすることが多かったのですが、年齢とともに頭皮や髪にダメージの少ないシャンプーだったり、カラーリングをしてくれるお店を探すようになり、自ずと選択肢が狭まり、一つのお店に落ち着きました。

 私にとっての美容室は髪のケアをしてくれる場所。いつもより丁寧に髪を洗ってもらえ、大事に扱ってもらえる休息の場と捉えています。そこで積極的に会話をする派、しないでほっておいて欲しい派に別れるかと思いますが、私は聞かれたら応じる派、なので消極派の分類になります。

 美容室ジプシーをしていたときに、接客前の初回来店アンケートで「話かけて欲しいか?」「そっとしておいて欲しいか?」を選択記入できる項目があった時は、消極派の負担を軽くしてくれるお店の配慮を感じ、感動しました。普段読まない雑誌にパラパラと目を通すぐらいの刺激で十分で、できるだけ休みたい自分がいます。

 指名していた美容師さんは偶然にも同じ歳で、通うにつれ子供のことや家族構成などプライベートな話も出るようになりました。そこで井戸端会議のりで、家庭が上手くいってない愚痴をこぼされる割合が増えて辛い現状に。癒やされ、リフレッシュしたくて行ってた美容室なのに、心が休まらない。
 
 そうなってしまった原因は私にもあって、家庭の話が出たときに結婚してる前提で話をふられたものだから、小さな嘘をついたんですよね。

 「結婚してないんですよねー」とサラッと一言いえばよかったのを、あえて否定するのが面倒くさくて、素敵な旦那様がいる設定にしてしまいました。

 女性の美容師さんだったら言えてたかもしれません。否定して変に氣を使わせるのも申し訳なく、可哀想と思われるのも嫌だったりで。

 些細なことですが、私には辛くてこうしてNoteに書き出している始末です。「誕生日や記念日には、ご飯を食べに行き、お祝いしてる♡」「家事はお互いにできる時にできることをやって分担してる」だの父との関係性を夫に架空変換して伝え、やり過ごすのも疲れてしまいました。

 そういえば、父・私・娘・弟の家族4人で食事へ行ったとき、お店の人から父と私が夫婦に見られたこともありました。その時は父だと伝えましたが、お店とお客さんのコミュニケーションって探りどころにズレがあると、それが面白くもあるけれどストレスを感じることもあります。そこを修正し、関係性を継続して築きたいか?を問われると、変えがきく場合は他を選択してしまうかなぁ。

 美容師さん的には自分を下げて私を持ち上げてくれつつ、うちなんて〜って感じで話してくれてるんでしょうが…。いっそのこと「離婚しましたー」って言おうかと思ったけど、タイミングをつかめず。

 仮想現実の中だけでも幸せな私を演じられたら、瓢箪から駒!で、嘘が誠になるのでは?と欲をかこうとしても楽じゃなくて、話す度にむなしさが…。それとも現状に満足して、嘘を本気にする氣がない私が悪いのか…。

 そんなこんなで、あれこれ考えるのをやめ3年ぶりに新しい美容室を予約し、心機一転で髪と心を軽くしてきました。¥3,000割高になったけど、アップグレードして新しい一歩を踏み出した私、素晴らしい!!って自分を正統化&祝福をして、今日のNoteは終わりです。



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