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タイ。壊滅的なサムイ島とこれからのリゾートのあり方

 タイのサムイ島は閑古鳥が鳴いている。観光地はどこもそうだと思うけど、この島は店も雇用も全て観光のためだけに生み出されているような島。日本の観光地だってやばいにはやばいけど、例えば北海道の一大観光地 "富良野"は農業を生業とする人が多い。

 タイの経済はかなりの部分を観光業に頼っていて、観光はGDPの20%をも占めるほどだ。日本はたったの5%程らしい。

 The gurdianの記事によると、先月は100件近いホテルのオーナーが物件を売却せざるをえなかったそうだ。「コロナじゃ死なないけど、食べるものがなくて死んでしまう」とサムイ島の屋台の店主は話す。

 タイ政府観光局のTanes Petsuwan氏は言う。「観光業への壊滅的な打撃は以前にもあった、2004年の津波も鳥インフルエンザもSARSのパンデミックも乗り越えてきた。でも今回のパンデミックはそれらとは比較にならないほどだ」と。

 しかし彼はタイの観光のあり方がこれをきっかけにポジティブに変わると信じている。大勢の観光客が押しかけ、ツアーの団体が群れをなす。そんな形の観光はもう過去のものになると。

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 ということは、これからは貧乏人が気軽に旅できなくなる時代か。現にプライベートジェットの予約が伸びているという記事もある。

ああ、旅がしたい。旅がしたいよぅ。

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