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南極海の島に住む顕微生物にもマイクロプラスチック

南極海に浮かぶ島、キングジョージ島の土壌に生息する顕微生物からマイクロプラスチックが検出されたという研究を見つけました。

この研究はシエナ大学のElisa BergamiとIlaria Corsi によるものです。Bergami氏はキングジョージ島で、藻類や苔をエサとする微生物をサンプルとして採取しました。それらの微生物はポリスチレンフォームの上で育っていたもの。ポリスチレンは発泡スチロールだったり、ヨーグルトの容器だったりに使われている素材です。ビーチに打ち上げられてるのとかよく見かけます。

この顕微生物からマイクロプラスチックが検出されたことの意味。それは土壌に数え切れないほど住みついている彼らが土を通し、植物を通じてマイクロプラスチックを循環していく、ということです。

著者のTancredi Caruso氏は言います。2005年に研究していた当時はこんな状況を想像もしていなかったと。なぜなら南極海は環境汚染からだいぶ離れた場所にいるから。

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