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夢をかなえる経営計画「会社を元気してて、黒字化を実現する最強ツール」④著者:赤岩 茂

【3Point】
①企業風土を高めるためには
「意識を変えろ」と命令するのは簡単なことですが、残念ながら、成功は難しいものです。何故なら、人間には自由意志があり、人の命令によって意識を変えることは困難だからです。この自由意志は感動体験によって触発され、「自分」で決意することでしかそれを変えることができないからです。
つまり、「行動」を変えることが企業風土を変える最も近道なのです。行動は習慣となり、習慣こそが意識を変えていくのです。

②温故知新
「人間は二千数百年も同じ悩みを持ち、あまり変わっていないものだ」と実感します。人間の生き方や悩みなどは、社会が発展しようと変わらないもののようです。人間の考えること、行動することは同じだな、ということに気づきます。

③二宮尊徳『二宮翁夜話』本当の商売について
「世の中で、法則といえるもんは、天地の道、親子の道、夫婦の道、農業の道の四つだな。これらの道は、双方が互いにうまくいく完全なものなんだ。万事この四つを基準としてやれば間違いないのさ」。

つまり、天は日光、空気、雨など生きるに役立つものを下し、地はそれを受けて動植物を発生させ、親は損得を忘れ、ひとすじに子を育て、その成長を楽しむ。農夫はよく働いて作物の生育を楽しみ、作物もまた、喜んでよく育つ。皆どれも双方苦情がなく、喜びの情ばかりだ。

尊徳は「道徳を忘れた経済は罪悪である。しかし、経済を忘れた道徳は寝言である」と主張しています。

【1Action】
[発見]
自分の悩みは、過去の誰かが悩んだことがあるはずなのです。
まずはそれに気づくことが大切です。
「人間は二千数百年も同じ悩みを持ち、あまり変わっていないものだ」というのは本当だと思います。
本は、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきたものかもしれません。

[行動]

「失敗の多くは、成功するまでに諦めてしまうところに原因がある。最後の最後まで、諦めてはいけない」と松下幸之助も、ウォルト・ディズニーも、トーマス・エジソンも、同じメッセージを残しています。
人生を通して、最後まで至誠、勤労、分度、推譲を行い、物質的にも精神的も豊かになることができるのです。

[気づき]

長所指摘こそ、人を活かす。
リーダーはその人やものの「長所」を見抜き、活かすべきです。「思いやり」とは「相手の短所を見ないこと」、「いたわり」とは「相手の長所を見抜くこと」といえます。

思いやり・いたわりの心を持って過ごしたいと思います。

『情けは人の為ならず』
【意味】
情けは人の為ならずとは、人に情けをかけるのは、その人のためになるばかりでなく、やがてはめぐりめぐって自分に返ってくる。人には親切にせよという教え。

親切にすることによって、相手のためになるし、いつか自分に返ってくるんだから、人には親切にしたほうがいいですね。

【1Episode】

社会変化の本質は「加速度変化の法則」で成り立っています。これは易学の世界であり、一が二になり、二が四、四が八と増えていく世界です。
これは、社会変化に限らず、自分に関しても言えると思います。
例えば、努力。
努力はある一定の壁を越えると幾何級数的に成果が増大します。「努力」はエネルギーの消費であり、「成果」はそれが変換したものと考えられます。

経営も人生も当たり前のことを当たり前のように実行すること(「凡事徹底」)勝利者への最短コースなのです。

【経営計画を活用し、成果を上げるために必要な事項】

成果を出すためには不断の「勤労」「努力」が必要です。
しかし、努力と成果の相関関係は比例的なものではありません。
➡努力の成果が結びつかない場合、大半の人は諦めてしまう

ここで、諦めるか諦めないかが成果を上げる人の違いだと考えています。

すぐにできるように、計画通りにいくことはありません。
上記で述べた「加速度変化の法則」もあるようにある一定の壁を超えないと実感できる成果が感じにくいです。

何事も成果を感じるまで自分を研磨することが肝要なのです。

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