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アンコールワット再来訪 その4
(2019.12旅行日記)
再度アンコールワットに着いたのは9:00ごろで、先程真っ暗で見えなかった色々なものを見ることが出来た。
アンコールワットに関しては、私の拙い説明文などもはや蛇足に過ぎないだろう。
申し訳程度に書いておくならば、アンコールワットにはヒンズー教最大の寺院で、日本の仏閣に似た伽藍(配置図の形式)が存在する。
まず第一回廊。
「天国と地獄」というレリーフがあり、日本の閻魔大王や地獄と同じようなイメージの図が壁に施されている。
生前悪い人は、係の人に羽交い締めににされて舌を抜かれたり目をくり抜かれたり熱湯コマーシャルさせられたりという図が50メートル以上続く壁に掘られていて、純粋に「悪いことはするもんじゃねぇな」と思った。
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第三回廊はあのよくある3つの三角のところである。
昭和の家屋のような急勾配な階段を上るとあそこに上がることができる。登った先から見える風景はアンコールワット遺跡群周辺が一望でき、それはかつてここで地域をおさめた王が見た景色か。
地上からかなり上の方にあるのに、踊子のレリーフやらたくさん彫られていた。
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江戸時代に日本人が天竺(インド)の祇園精舎と勘違いして書いた文。
第三回廊は、お線香を焚こうとしていた外国人のチビッコのリュックに「究極冷凍(してください)」と書かれていたのが気になって、そのあたりがあまり頭に入らなかった以外はちゃんと見てきたと思う。
また、急勾配な階段を上ったということは、そこを降りなければならない。私は降りることができたが、外国人の初老のご婦人は半泣きで酸っぱい顔しながら降りていた。その写真を下から撮る同行者。なんのイベントだ。
こんな調子で、アンコールワットの第一回廊から第三回廊や周辺まで説明を聞いた。
ガイドのダラさんの説明はものすごく細かく、こだわりの強い説明だった。
薄々感じていたが、彼は恐らく歴史オタクだ。仕事とは別で、きっと詳しいのだろう。それも、かなりの情報を吸収し自分なりに考えをまとめてアウトプットするタイプのライトなオタクだ。
どの国でも、オタクという種族は守備範囲を喋らせると熱量がすごい。
次はアンコールトム観光。
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