Git 入れたらまずはコレ!『 init 』
Git のインストールについて紹介しましたので、今回ははじめ方です。
Git を使っていくためには、『 リポジトリ 』 が必要です。つまりは、Git の管理下に置かれたフォルダ(ディレクトリ)のことです。
リポジトリには、ローカルとリモートの二種類があります。
リモートについては、こちらの記事で触れた Bitbucket や GitHub が提供してくれます。
すでに利用を開始しているリモートリポジトリがある場合には、そこから手元のPCにデータ(リポジトリ)を引っ張ってくれば(clone)良いのですが
本当にまっさらな状態の場合、今回ご紹介する 『 init 』 を使うことになります。
これにより、新規にローカルリポジトリを作成するということになります。
1. 新規でフォルダを作成する
今回は、『 Gitdemo 』というフォルダを作成しました。
2. ローカルリポジトリを作成する
エクスプローラーで先ほど作成した Gitdemo フォルダを開き、右クリックして出てきた『 Git Bash Here 』を選び実行します。
⬇
『 Git Bash 』(ターミナル、黒い画面)が起動します。
ちなみに、最初から Git Bash を立ち上げてフォルダの作成から行うことも可能です。ただ個人的に、この流れが一番楽でわかりやすいかなと思い紹介しています。
コマンドを打ちたくないかもしれませんが、何も考えず『 git init 』って打つだけです。
mevius@SurfaceLaptop MINGW64 ~/Documents/Gitdemo
$ pwd 👈 知らなくても大丈夫なコマンドです。今どこのフォルダにいるか表示してくれます。
/c/Users/mevius/Documents/Gitdemo
👆 前の工程でGitdemoフォルダから立ち上げているので当然ココ!
mevius@SurfaceLaptop MINGW64 ~/Documents/Gitdemo
$ git init ⭐ 今回の主役
Initialized empty Git repository in C:/Users/mevius/Documents/Gitdemo/.git/
👆 これで成功です
3. 作成されたローカルリポジトリを確認してみる
エクスプローラーを除くと『 .git 』なるフォルダができています。
ちなみに、『 ☑ 隠しファイル 』としていないと見えません。
一応参考まで
『 (master) 』って表示が新たにされています。これ Git をインストールしたときのコイツのことです。
mevius@SurfaceLaptop MINGW64 ~/Documents/Gitdemo (master)
$ cd .git/ 👈 .gitフォルダ(ディレクトリ)に移動してみます
mevius@SurfaceLaptop MINGW64 ~/Documents/Gitdemo/.git (GIT_DIR!)
$ ls -lA 👈 .gitフォルダにどんなファイルやフォルダ(ディレクトリ)があるか確認してみます
total 3
-rw-r--r-- 1 mevius 197121 23 Jan 1 16:37 HEAD
-rw-r--r-- 1 mevius 197121 130 Jan 1 16:37 config
-rw-r--r-- 1 mevius 197121 73 Jan 1 16:37 description
drwxr-xr-x 1 mevius 197121 0 Jan 1 16:37 hooks/
drwxr-xr-x 1 mevius 197121 0 Jan 1 16:37 info/
drwxr-xr-x 1 mevius 197121 0 Jan 1 16:37 objects/
drwxr-xr-x 1 mevius 197121 0 Jan 1 16:37 refs/
👆 なんか色々あります、これらが今回作成したローカルリポジトリにあるファイル達(まだ何もないけど)の変更の履歴を管理してくれます
ひとまず今回はここで『 Git Bash 』(ターミナル)を閉じてしまって構いません。
Ctrl キー + D
もしくは
ウィンドウ右上の ☒ ボタンをクリック
すると閉じます。
4. SourceTree で表示させてみる
SourceTree のアプリを起動し、先ほど作成したリポジトリ(フォルダ)を開きます。
⬇
『 Gitdemo 』フォルダを選択し、フォルダーの選択をクリック
⬇
表示できました。
ちなみに、git init 自体を SourceTree で行ってしまうことももちろん可能です。でも、今回紹介した方法のほうが簡単でわかりやすいと思います。
今回はここまで 🔚
この後はある程度同じ(ような)操作の繰り返しになるのですが、git init だけ若干特殊で使用頻度は低いので切り出して紹介しました。
次回以降は徐々に使い方に入っていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました 😊
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