フォローしませんか?
シェア
感情の置き場所
2020年12月8日 06:37
東京での最後の半年は悠々自適だった。就職先も決まり、単位も取り終え安心した僕は、怠惰な生活を送った。近くのコンビニにバイト先を変え、彼女が仕事に行ったのを確認して起き、バイトに向かう。夕方にはバイトが終わり、夕飯を作って帰りの遅い彼女をゲームをしながら待った。時には迎えに行った。仕事終わりに彼女と向かい合って飲むビールと食べるご飯は最高だった。あれを幸せと呼ばずに何を幸せと呼ぶのだろうか。