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凡人が自伝を書いたら

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凡人が自伝を書いてみます。 興味あったら、ご覧ください。
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#生き方

【凡人が自伝を書いたら 95.追い詰められた人間】

地区長との会話は、僕の中では非常に有意義なものだった。 今まで、学生時代を含めて、何らか…

【凡人が自伝を書いたら 70.夜王の不在】

ふむふむ。 なるほど、ね。 無限ループ!! 僕は「厄介な問題」に直面していた。 「夜王」…

【凡人が自伝を書いたら 69.新たな依頼】

真夜中。 〜森の中の古いあばら家にて〜 みすぼらしい服装をした、髪の毛少し薄めの中年男性…

【凡人が自伝を書いたら 68.トップのゆえん】

お久しぶりです。どうも、新しい店長です。 「やや滑り気味」の挨拶を、スタッフ達は暖かく迎…

【凡人が自伝を書いたら 67.その店、繁盛店につき】

ほー。 やっぱ言うだけあって、結構忙しいですなぁ。 ははっ! 少し過去に話をさかのぼる。…

【凡人が自伝を書いたら 66.右腕の問題】

ふう。 酒がうめえな。酒が! 焼き鳥と酒。 うめえ。 もぐもぐ。ゴクゴク。(本当はちょび…

【凡人が自伝を書いたら 62.焼け野原からの復興(下)】

焼け野原に取り残された「か弱い子供達」が、成長し、輝きに満ちてくる。閑散とした「焼け野原のような店」が、暖かさと、活気を取り戻していく。 もちろん本人たちは、そんなことを思ってはいなかったろうが、外から入ってきた「新参者」の僕には、確かにそんなふうに見えた。 「オムライスの卵」1人の女の子がいた。 「Mさん」は、15歳の高校生。最近中学校を卒業したばかりで、「あどけなさ」も残る、そんな子だった。 彼女は、高校入学とともに仕事を始めた、入社後2ヶ月も経たない新人だった。

【凡人が自伝を書いたら 61.焼け野原の復興(中)】

大人しい。 ひじょーに、大人しい。 もう少し、しゃべってもいいんじゃないですか? 僕は正…

【凡人が自伝を書いたら 59.肥前の国(後編)】

それまで、営業支援なんかも含めて、たくさんの店を見てきたが、都会に比べ、地方の店舗という…

【凡人が自伝を書いたら 55.総の国(前編)】

なになに? 千葉県は昔、良質な総(ふさ)=麻がよく育ったことから、総の国(ふさのくに)と…

【凡人が自伝を書いたら 54.江戸(下)】

大体こんな商店街に、店があるのか? 商店街を行き交うのは、地元の爺さん婆さんばかり。スー…

【凡人が自伝を書いたら 53.江戸(中)】

雪が深々と降っています。 老人夫婦が亀のようなペースで歩いています。 傘をさすお爺さんは…

【凡人が自伝を書いたら 52.江戸(上)】

羽田空港に降り立った僕は、そのままその足で「川崎港」へと向かった。 事前にフェリーで運ん…

【凡人が自伝を書いたら 51.琉球発江戸行き】

東京へと向かう飛行機、確か1時間40分くらいのフライトの中、これまでのことを振り返っていた。 どうして僕は失敗したのか。 成功した時と失敗した時、一体何が違ったのか。 そして、これからどうするか。 そういうことだった。 「本は読む人によって変わる」この約1週間、取り憑かれたように本を読みあさった。その中には、新たに買った本もあれば、すでに購入していた本もあった。 大学時代から本を読む習慣があったので、すでに段ボール2箱分くらいの本は持っていた。いわゆる「自己啓発書