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【2021読書】No.74『世界は贈与でできている』

本日もお読みいただきありがとうございます。
昨年は、500冊の本を読みました、五木田穣(ごきたゆたか)です。

2021年74冊目の読書は、
『世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学 』
でした。

※なお、この投稿は、本の内容を要約する趣旨のものではございません。

あくまで個人的な感想をベースとしており、その心は、
本は自分で読んでこそ、自分の血となり肉となると考えるからです。

そこは、「知識」と「知恵」の違いであり、
「知識」を「見識」に高めるためには、
あくまで自分の知識と経験を高める必要があると考える
からです。

この記事が、何かのきっかけになれば幸いです。

読もうと思った理由

本屋で見つけて購入しました。

与える者は、与えられる。
Givers Gain .

資本主義の終わり。新しい時代の価値観。
道徳。倫理。

そんなヒントがたくさん載っているような気がして。

読んだ感想

めちゃくちゃドンピシャ本。

哲学的に展開されていく語り口。
言葉の定義化。

『贈与』というキーワードでの展開。面白い。

新しい時代に生きる価値観がここに。

与え合い。受け取り合い。

人はそもそも、自分ができることを与え合うことで成り立ってきた。

村を一つのコミュニティとして、
助け合い、与え合い、補い合い、人間は生きてきた。

資本主義の現在も、
自分の知識や技術、商品を提供する。持っているモノを与える。
それを必要な人、欲しい人が買う。

それが前提になっている。

そもそも、この世界は『贈与』でできている。

自分が持っているモノを与える。持っているモノしか与えられない。
持ってないモノは受け取るしかない。与えてもらうしかない。

そこに、『自立と共生』という世界があると思う。

奪い合う時代じゃもうない。搾取する時代でもない。

それぞれ1人1人が自立し、
自分のできること、自分の価値を提供することで、
与え合い、助け合い、共に生きていく。

『与え合い』=『与え愛』。
『愛』を前提に与え合う。

こんな方にオススメです!

・哲学が好きな方
・資本主義のおかしさを感じる方
・この世界の成り立ちを考えたい方
・ピンときた方

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