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”本当の自分”で戦えているか?メッキを塗りたくった自分とは今日でおさらば。①

題名を見てかなりぐさーっと刺さった人もいるかもしれない。

今回は特に就活生(中途含め)が知っておくと良い内容だ。もちろん人生において大切な話なので、全人類にとって重要だ。

昨日に引き続き教科書は車いすバスケット漫画『リアル』だ。東京ライトニングというバスケットプロチームのヘッドコーチを務める田中さんから「偽りの自分ではなく、常に本当の自分で勝負することの重要性」を学んでいく。

まずはこちらのシーンを見てほしい。

本当の自分で勝負

引用元: リアル11巻

プロのトライアウト(試験)で大勢の中から最終選考に10人残った。ただ、その選考結果に不満のある男と選考をした田中さん達の会話だ。

不満のある男は「本来の自分ではなく、トライアウトに合わせた自分」を見せた結果落選したと。そして”本来の自分”なら受かっていたかもしれないと言うわけだ。

そこで田中コーチの確信をつくひとこと。

「だとすると今日の君は嘘か?いつの君が本当なんだ?」

ぐぅさー(気絶)。刺さる。刺さった矢が抜けねーぜ。

この言葉には沢山の中身が詰まっている。

仮にだけどその本当の自分ではない”演じた自分”で最終選考に残りプロになれたとして、その先はどうする。短期的には良くてもチームとして活動するうちにどうしても本当の自分は露呈する。

チームは”演じている時の自分”が欲しかったわけで、”本当の自分”が欲しかったわけではない。チームとしても選考の時と今って違うから起用できないはずだ。試合に出れないすぐにクビになるで自分もチームも得をしない。

正直そんな小手先で演じている選手を獲得する事はないが、田中コーチが言いたい事はこんな感じな気がする。

これはプロの世界だけの話ではない。冒頭でも言ったように就活生は面接で企業が求める人材を”演じる”ことができる。だからこのシーンを覚えておいてほしい。

演じた自分で入社したところで、誰も得はしない。そして小手先だけで塗りたくったメッキはすぐに剥がれ落ちる。

そんなことしなくて平気だ。今まで生きてきた自分のありのままを表現すればいい。経歴を盛る必要もない。

「入りたかったところに落ちてしまったら?」そんなことを聞きたい人もいるだろう。それはそれで良いこと。今の自分のレベルでは入れない。それだけのこと。

また自分を磨いて磨いて何年か経ったらそこに再挑戦しても良いし、もっと良い会社に行っても良い。独立をしても良いと思う。とにかくその事実を受け止め糧にして戦うだけ。

ありのまま本当の自分でいろって話なんだけど、勘違いしてはいけないのは努力しなくて良いとかじゃない。その一瞬一瞬で本当の自分を表現するけど、努力をして本当の自分をアップデートし続ける必要はある。

本当の自分を毎日更新できる人は尊敬する。そして僕もそうであり続けたい。

昨日より今日の自分は優れていたい。これからも昨日の自分とだけ勝負していく。

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