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引用と断片と挿話

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雑記帳、スクラップブック。忘れたくないこと。
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#哲学

哲学徒たち

 ザハロの父親。ポーランド人だ。十五歳のとき、一人の士官の横っ面を張り飛ばす。逃亡。カーニヴァルのある日、パリにたどり着く。持っていた僅かな金でコンフェッティを買い、それを売る。三十年後に莫大な財を成し、家庭を持つ。全くの文盲だったが、彼の息子が、たまに本を読み聞かせる。息子は彼に『ソクラテスの弁明』を読む。
「もうほかの本は読まんでいい。そいつがすべてを言いつくしている」
と父が言う。以来、彼は

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追憶の観念史(または紀元前3世紀のエモ)

50.亡くなった友達との思い出は、快である。

(エピクロス『断片』第二集より)