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自分の周囲で、他者と他者の人間関係が構築されることについて

【写真:日本のどこかの空港】今となっては懐かしいぜ、空港…。


こんばんは。

私は驚くほどに嫉妬深い人間だと、常々思っている。なぜならば、自分の周囲で他者と他者の人間関係が構築され、それが深まるにつれて、モヤモヤしたものを感じるからだ。

即ち、自分の知り合いと、自分のまた別の知り合いが、知り合って、仲良くしていると、自分が捨てられる不安?以前よりは仲良くされない不安?私よりも今回知り合った相手と意気投合される不安?のようなものを感じるのだ。三者で均衡を保った対人関係が築けたらなあ…とは思うが、そんなことは到底不可能だ(一人一人全然違う人間だから)。皆が皆と同じくらい仲良く、というのは理想的ではあるが、無理だろうなあ。

例を挙げよう。例えば、ツイッターで繋がっているフォロワー。前提条件として、私にとっての「繋がっているフォロワー」(以下、こう呼ぶことにする)の定義は、「挨拶のリプライを交わしたことがあるフォロワー」である。即ち、「初めまして」と会話したことのあるフォロワーである(私にとってそのような相手は、現在2人いる)。私の中では、相互フォローであっても、そのような会話を交わしていない場合は、「繋がっている」と称さない。でも相互フォローをしているだけの相手であっても、割と頻繁に「いいね」し合ったり空リプをしている場合は、何となく知り合いのような感覚である(「空リプ・いいねのフォロワー」と呼ぼう、私にとってそのような相手は、現在1人いる)。

今日、ついさっき、私の「繋がっているフォロワー」と、私の「空リプ・いいねのフォロワー」が、初めてリプライを交わした。その2人は、お互いにずっと相互フォローし合っていたが、リプライを交わしたことはなく、今日初めて会話をしたのである。つまり、その2人は今日、「空リプ・いいねのフォロワー」から「繋がっているフォロワー」になったのである。

そして私は今、そのことにモヤモヤしている。羨ましいのだ。私も「空リプ・いいねのフォロワー」と会話したいなあ、「繋がっているフォロワー」になりたいなあ、と思うのである。でも長い間挨拶もなしに継続してきたのに、今更挨拶するのは気が引けるし、でも周りでは、新たな対人関係ができて羨ましいなあ…と。

もう一つ例を挙げよう。例えば、カナダで仲良くなった日本人。私は2018年~2019年、カナダ・バンフでワーキングホリデーをしていた。バンフには日本人が沢山いて、私も日本人に囲まれながら(遊び・仕事を含め)生活をしていた。私はバンフに来てすぐに、1人の日本人の少し年上の女性と仲良くなった(Aさんとする)。私とその人は2人共同年代且つ心細さを抱えていたので、一緒に色々なところへ行くなどしていた。

私がバンフに来て1週間ほど経ったときに、新たにバンフにやってきた日本人が、ルームメイトとなった。(自分がそうだったようにこの人も)不安だろうなあと思い、少し先にバンフ生活を始めていた者として、色々と教えたり、他の日本人との対人関係を取り継いだりした覚えがある。ルームメイト(Bさんとする)と私は、これまた同じような年代の、同じような特徴を持った人間たちだったので、馬が合った。

AさんもBさんも私も、同じ職場で同じポジションで働いていた者なので、ほどなくして、AさんとBさんも知り合った。そしてその2人は、どんどん仲良くなっていった。

最初は良かった。この2人が仲良くなって、私もどんどん仲良くなっていったからだ。でも私以外の2人の仲良くなり具合が尋常じゃなくなっていった。わざわざ休日を同じ日に合わせて(我々の職場では休日は人によって異なる)一緒に出掛けたり、頻繁にお互いの家に入り浸ったり。Aさんが私とBさんの家に来て、夜が更けるまでずっとBさんと話し込んでいたことも、多々あった。帰ったらAさんとBさんが一緒に料理を作っていたこともあったかと思う。もちろん私が色んな場面で誘われることも沢山あった。でもそれでも、何となく隔たりを感じずにはいられなかった。実際のところ、どうなのかは分からない。ただの私の「私よりAさん(Bさん)を選ぶのね」という思い込みなのかもしれない(そもそもある人と仲良くすることは、それ以外の人と仲良くないことは意味しないのだが…)。ただただ私が、そう感じたということであった。

さて、例を2つ挙げたように、私は嫉妬に苦しむ場面がまあまあある。この感情が存在していること自体が、「嫉妬はある場面においては適応的である」(例えば対人関係を失わないようにする機能があるとか?)ということを示すのだろうが、私は嫉妬という感情によって良い思いをしたことはない。

他の皆さんはどうなのだろうか?(多かれ少なかれあるだろう)嫉妬に苦しむ場面はどんなときだろうか?また、嫉妬に駆られたとき、どうやって対処しているのだろうか?そういう話は、何となくしづらいし、嫉妬は醜い感情に思えるので、ほとんどしたことがない。でも、難しいし大切な話だとは思う。

ではまた。

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