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巣鴨に行ってみた(1)

2月はじめの暖かい日、巣鴨に行ってみた。

もともと下町好きで、蒲田や上野、浅草などを、フラフラとあてもなく歩くのがクセだ。古そうな路地があればフラフラと吸い込まれるように入っていき、昼から開いている良さそうな居酒屋があればフラフラと入って昼飲み。銭湯など見つけた日には、またまたフラフラと入って、まちの人たちといっしょにぼんやりと湯につかって壁の富士山絵をながめ、風呂上がりに近くに焼き鳥屋でもあろうものなら、フラフラと吸い寄せられるように冷たいビールを注文し、ひとり天国へ。ああ、なんという幸せ。こういうのだよなあ。

遠くの一人旅もいいけれど、トシとともに、都内や県内(神奈川)で日帰りできる下町がますます好きになった。

そしてきょうは地下鉄に乗って、巣鴨へ。

けっこうモダンな駅舎

実は巣鴨、はじめての訪問。「おばあちゃんの原宿」、とげぬき地蔵、塩まんじゅうくらいしか予備知識はない。でも一応、いつものようにGoogleマップに目当てのお店やランドマークはマッピング済み。
まあ、フラフラと行ってみましょう。

歩道が広い。

駅からとげぬき地蔵方面に向けて歩いていくと、歩道の広さにおどろく。自転車の通り道も広めに確保されていて。仙台を思い出すなあ。信号も、気のせいか歩行者の青信号がずいぶん長い感じ。歩行者にやさしい町なのかも。

おおー、なんて美しい店構え

ではさっそくランチから。駅からほど近く、いい感じの路地を右に曲がったところにある洋食屋、フクノヤさんへ。そう、こういう感じのお店、大好きなんです。

のれんの店名フォントがモダン

いろいろオススメを見たけれど、どこでも絶賛されていたお店。かなり年季は入っていそう。

や…安い

昼時なのでめちゃ混んでた。カウンターとテーブルが4つぐらい?
いちばん奥のテーブルで、地元の方らしいおじいさんと相席させていただいた。なんかいろいろ教えてくれる。「マスターひとりだから時間かかるよ」。まあきょうはお休みだし、急がないし、オッケー。

しかし安い。ロースカツカレーやナポリタン、500円。500えん?
ロースとんかつ定食600円。日替わりは500円。これ、全部税込み。
迷いに迷って、基本のロースカツカレーを注文。

こ、これ500円? 税込み?(しつこい)

そんなに待たなかったよ。10分くらいかな。そしてこのロースカツカレー、なんと美しいビジュアル。盛りはちょっと軽めかな。大盛り(+100円)でもよかったかも。ルーの美味しいこと。しっかりスパイスが効いていて、ドロミ感(とろみというよりドロミ)もちょうどいいし。そして、カツがけっこうボリュームあり。昔の洋食っぽく、キャベツとナポリタンものってるし。これは他のメニューも期待できる。カニコロッケやハンバーグも追加したかったけど、まだ先もあるし、ここはこれだけで。
しかし、ここは巣鴨に来たら必ず寄らないとだな。好きなお店がさっそく増えた。

たしかにマスターひとりだけど、手際もいいし、腰が低いし、狭くて古いけど居心地がいい。常連の人たちもマスターを大切にしている感じが伝わってくる。

さあ次はさっそく巣鴨の商店街へ。(続く)

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