◎微生物と発酵〜「ムスヒ」の心◎
Education plannerとして、未来を生きる子どもたちによりよい学びの場を創造する活動とともに、もう一つの私の使命があります。
日本の誇れる発酵の文化を世界へ広めるということです。
すべては「ムスヒ」の心
「ムスヒ」とは、天地、万物を生成・発展・完成させる霊的な働きのことです。
何もないところから、何かを生み出し、育み、豊かな恵みとなり、また新しく生み出す神秘的な力。
漢字は「産霊」と書きます。
私たちがお母さんから産まれてきた生命の神秘も、「ムスヒ」と言うことができます。
微生物と発酵
それを人類が誕生するもっともっと昔から、その営みを続けてきたミクロの微生物たち。
彼らは35億年前という、氣の遠くなるようなはるか昔から発酵活動を続け、私たちが生きられるこの絶妙な環境を創り上げてきました。
そして今も彼らが行う発酵活動が、私たちの美しい地球と、命あるものたちの豊かな生活を維持してくれています。
彼らこそが「ムスヒ」の心です。
微生物たちの発酵活動は、味噌やお酒、パンなとの発酵食品としての活躍だけでなく、エネルギー資源の生産、水や空氣、土壌の浄化など、多岐に渡ります。
私たちが生命の維持を続けられているのは、彼らのおかげと言っても過言ではありません。
発酵食品
地球上の数えきれないほどの数の微生物たちが地球をコントロールしてくれています。
そして、私たちの体の中にも、100兆個を超える数の微生物が存在すると言われています。
「人体と微生物の関係」より参照
地球で起こっている発酵活動は、身体の中でも同じように起こっています。
ですから、私たちはより優良な微生物たちを、発酵食品をいただくことで身体の中に取り入れ、彼らの発酵活動にエールを送るです。
そこで、日本には味噌や醤油といった日本特有の発酵食品がたくさんあります。それらはすべて糀を使った発酵食品です。糀はニホンコウジカビと呼ばれ、日本の国菌に指定されています。
糀を使った発酵食品は、日本特有の発酵食品で、日本でのみ作られ、日本の食文化を築き上げてきました。
発酵食堂ムスヒ-MUSUHI-
エストニアでは、糀や味噌作りのワークショップや日本の発酵調味料を使った料理の提案をしています。
食べることは毎日の大切な営み。
「ムスヒ」を「結び」と書けば、繋がりを生み出すという意味にもなります。
身体が喜ぶ食を通じて、たくさんの人たちと繋がり、そこから新しいものを生み出すことができると確信しています。
美味しい食事が並ぶ食卓
それを囲むたくさんの笑顔
「ムスヒ」の心が新しい繋がりを産み出し、それを優しく育む空間。
それが発酵食堂ムスヒです。
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