瑪瑙ルンナ

アメリカ在住のアーティスト。1980年代に国際結婚して以来、コンセプトのある服や襟をテ…

瑪瑙ルンナ

アメリカ在住のアーティスト。1980年代に国際結婚して以来、コンセプトのある服や襟をテーマにした絵画、音楽制作、パフォーマンスなど、衣服表現の可能性に挑戦中!12年越しのドキュメンタリーが2021年に完成。https://www.whoislunna.com/

マガジン

  • 作品の発表の場としての「ランウェイショー」の記録

    自分の着用可能な作品を、毎回ファッションショーという形体をとって、発表してゆきました。

  • 自分の作品やアート・パフォーマンス、悪戦苦闘の日々

    80年代からの作り出した自分の作品群と、その場、その場で、思いつきでやったパフォーマンスなど、毎回これでいいのか?と苦悩しながらの日々を集結してみました。

  • アメリカに移住するまでと、その後の出来事

    そもそも、なぜアメリカに住む事になったのか? 夫との出会いや、生活していて感じた文化の違いなどを書いたものを、集めてみました。

  • 90年代後半から始まった、まさかの音楽活動、及びその周辺

    カラオケから始まり、踊り子になり、バンドにスカウトされ、自分のバンドをはじめ、音自体から楽曲を作るようになるまでの、長期にわたる音楽活動の実話です。

  • メンズシャツの「汚れの首輪」がテーマの活動を追ってみる

    白襟のシミを追っかけて、云十年!このシリーズがどんどん展開してしまった、長年の歴史をご覧ください。

最近の記事

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(連載:初回)自己紹介:ロザンゼルス在住アーティストの回顧録:アーティストの終わりなき戦い

はじめまして。 初めての note なので、ちょっと緊張しております。。。ドキドキ わたくし、瑪瑙(メノウ)ルンナと申します。 ロサンジェルスに在住30余年です。 えっと。。。。。つまりアメリカで、いろいろやってるんですけど、 ざっくり言うと、「アーティスト」。。。。。 って、事にしておいてください。聞こえもいいですし。笑 詳しくはおいおい、お話させてください。 で、 一昨年からアメブロで、「20世紀西洋音楽の歴史」という、超ニッチなブログを書いておりまして

    • (連載123)「汚れの首輪」のランウェイショー:ロサンゼルス在住アーティストの回顧録:2023年

      前回からの続きで、ニューヨークでランウェイショーをやったお話です。 テーマは白いメンズシャツの襟についた「汚れの首輪」で、 これは、私のライフワークなのですが、 (ってか、コレ意外が思いつかない。汗) なので、今までも何度も何度もやりました。 なので今回のショーは全部新作というわけではありませんが、今風に?コーディネイトを変えたりして、新鮮にアップデートしてしてみました。 これは、ディオールのシャツについた汚れの絵(ドローイング)をプリントし、リメイクしたシャツに貼

      • (連載122)ランウェイショー形式で作品を見せる:ロサンゼルス在住アーティストの回顧録:2023年

        私は1980年代中頃から、作品としての洋服を作っております。 衣服の役割を日常生活で使うものはなく、まったく違う想像の空間に移動させる=美術品とするとどうなるのか? たまたま90年代に日本の雑誌WOMBAT という雑誌に載った記事が出てきました。 こんなふうに生活空間では機能しない服(当時はウェラブル・アートとかソフト・スカラプチャーと言われてました)を制作し、 作品として、ギャラリーでマネキンに着せて並べたり、ランウェイショー形式にして、モデルに作品を着てもらい、「フ

        • 重大な忘れ物をどう処理したか?:ロサンゼルス在住アーティストの回顧録:2006~12年頃

          こんにちは。 ルンナです。 画家とバンドと服作りの三つを並行してやってる者です。 いきなりですが、私はもともと睡眠障害があり、夜、寝れなくて、やっと寝れたと思っても、悪夢にうなされる事も、しばしば。 で、それは、たいてい自分のやるイベントがらみの夢です。 たとえば、ライブの日程を間違えてたとか、ギターを持っていくのを忘れたとか、ステージで急に音が出なくなる、などなど。 そして、パっと目が覚めた瞬間に、 「ふぅ〜 夢でよかった!」 と、胸をなでおろします。 が。

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        (連載:初回)自己紹介:ロザンゼルス在住アーティストの回顧録:アーティストの終わりなき戦い

        • (連載123)「汚れの首輪」のランウェイショー:ロサンゼルス在住アーティストの回顧録:2023年

        • (連載122)ランウェイショー形式で作品を見せる:ロサンゼルス在住アーティストの回顧録:2023年

        • 重大な忘れ物をどう処理したか?:ロサンゼルス在住アーティストの回顧録:2006~12年頃

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        • 自分の作品やアート・パフォーマンス、悪戦苦闘の日々
          43本
        • 作品の発表の場としての「ランウェイショー」の記録
          17本
        • アメリカに移住するまでと、その後の出来事
          25本
        • 90年代後半から始まった、まさかの音楽活動、及びその周辺
          34本
        • メンズシャツの「汚れの首輪」がテーマの活動を追ってみる
          16本
        • 日本クローゼットツアー: 2023
          16本

        記事

          (連載121)アートディーラーの存在:ロサンゼルス在住アーティストの回顧録:2023年

          久しぶりに回顧録に戻りました。 去年の5月にニューヨークで個展をやったので、そのお話から再開いたします。 自分は長い事、アートディーラーというものを探し求めておりました。 なぜか? アートディーラーというのは、日本だとあまり知られていない存在ですが、いわゆるアート作品を売ったり買ったりしている人、もしくはその周辺にいる人々の事で、その中でも画廊を持っている人をギャラリストといいます。 コレクターやアートの支援者達に太いパイプを持っていて、 アメリカの現代美術の世界では、

          (連載121)アートディーラーの存在:ロサンゼルス在住アーティストの回顧録:2023年

          絵と音楽と服の三つをやってきた自分の学歴

          皆様。こんにちは。ルンナです。 いきなりですが。 私はもともとこのNOTEは、自分の回顧録を書こうと思ってはじめました。 そして、めちゃくちゃ張り切って1980年代から詳しく書きはじめたら、もう止まらなくなり、あっという間に100回以上となり、 しかも、現実の今に追いついてしまい、 これって、回顧録じゃなくて、ただの日記でしょ? と、なりました~。笑 書き始めた頃は、ゆくゆくはこれをまとめて本にしたいな〜なんて、甘い夢を見ておりましたが、そんなに世の中はアマくなく

          絵と音楽と服の三つをやってきた自分の学歴

          日常に潜むドラマの続き

          「日常の事にも、少しずつ展開があったり、以前は思ってもみなかったいろいろなドラマが潜んでいるのに気がづいた」という事を、皆さまに報告しています。 これは、前回の続きになっておりますので、もしお読みになっていない方は、是非こちらから。 前回、ざっとまとめるとこうなります。 毎朝、家の前の鉄塔に、タカ(鳥)がとまっているのに気がついて、それをギュスターブを名づけた。 彼の出立ちに惚れ込んで、いろいろ妄想が広かった。 ギュスターブはいつも1羽で、ポツンと同じ場所にいたのだが、

          日常に潜むドラマの続き

          日常に潜むドラマ

          いきなりですが。 私は毎朝、4時半か5時には起きます。 え? と、皆様は驚かれるでありましょう。 なぜならば、この私。 というミッション&パッションがあるからです。 どうして、こんな事をはじめたのかというと、去年の秋から家飲みのワインをやめたら、なぜかいつも朝の5時頃に目が醒めるようになり、 最初のうちは、ベッドでぐずぐずしていたのだが、なかなか寝付けずに、「もう、だったら起きよう」と、いわゆる早起きの人になってみたのでした。 起床してしばらくは、まだ暗いので、リ

          日常に潜むドラマ

          クールベが描いた「死」のイメージとは?

          こんにちは。 前回に引き続き、ギュスターブ・クールベのお話なのですが、 現在、リンダ・ノックリンさんの書いた英語の「リアリズム」という本に挑戦しています。 なんせ、私は、在米30年以上なのですが、ともかく英語で読むのが苦手で、前回のT.J. クラーク先生の本も1年もかかりましたから(詳しくはこちら) 今回はもう最初から英語で読むのを諦めて、グーグル翻訳のお世話になってます。 ご丁寧に1ページずつ写メしながら読んでいるのですが、 日本語訳はまだ、ちょっと変な箇所があって

          クールベが描いた「死」のイメージとは?

          私の中のギュスターヴ・クールベ

          <見出し画像はこちらから> 皆さま、こんにちは。 「クールベ推し」いえ、それ以上の『推し殺しのルンナ』と申す者です。 彼の事をご存じない方は是非ウィキってみてください。 19世紀のフランス人画家です。 ただ、このNOTE では、クールベの事よりも、自分の事(いつものことですが)つまり私がいかにクールベに陶酔しているかを書こうと思いますので、その辺、お許しくださいませ。 この自分のヌマり加減は、実は以前にも詳しく書いているので、ご存じない方は、まずは、こちらからお読みく

          私の中のギュスターヴ・クールベ

          なぜか自分を誇りに思える些細な出来事

          今回は短いです。3分で読めます。 早速まいりましょう! 人から褒められたら、誰だって嬉しい! そして自信もつくし、自分で自分のことを誇りに思って、自分がもっと好きになる。 自然に、自己肯定感が上がるでしょう。 でも、人から褒められなくても、ふとした事で、自分が好きだ〜と、感じる事もありますよね? それが、他人様から見たら、どーでもいいような些細な事だとしても、、、。 ほんとに、どうでもいい事、、、、、です。 現在、我々夫婦で、住んでいるのところは、1930年代に建て

          なぜか自分を誇りに思える些細な出来事

          油絵の描き方を忘れた画家

          それは? このアタクシです。 こんにちは。 前回のイベントで「売り上げゼロ」の傷をまだひきずっている、ルンナと申します。苦笑 なんせ、過去2ヶ月もこのイベントに、自分の全エネルギーを注いだので、 この結果は、かなり打撃でした。とほほ それで、ここんとこ、なんとかこの心のマイナスを取り戻そうと、気持ちをさっさと切り替えて、次のプロジェクトに向けて、前進せねば!と、焦っておりました。 ただ私の場合、いろいろなジャンルに手を出し(服、音楽、絵画)それぞれの分野で必要な道具

          油絵の描き方を忘れた画家

          2024年の創作大賞に応募してみる

          こんにちは。 本日2024年 5月ですが、創作大賞を応募しているというので、(そういや、、、)と思い、過去の記事を読んだりしておりました。 そして、これを読んでみて、あれ? なんと丁度二年前に書いた記事だったのですが、 去年の創作大賞に応募してた!(タグがついていたので判明)笑 つまり、私はこれを去年応募、そして見事落選していた事すら忘れてて。 しつこく、また、 今年も応募しようとしていた (っていうか、した!)爆笑 で、思ったのは、去年落選したという事実を冷静に受け

          2024年の創作大賞に応募してみる

          リメイク・セラピーという新しいジャンルを作って、ChatGPTに質問

          今回も前回と同じく、#ChatGPTというのを入れたので、 初めて、ここを覗いて下さっているの方がいるのでは?と思い、まずは いらっしゃいませ!!! そうでない方は、 おかえりなさ〜い。 おかえり系由の方には、耳タコで恐縮ですが、万が一、初めていらっしゃった方のために、簡単に自己紹介しときます。 続けましょう! で、このイベントのレポートを今回もしつこくやっています。 これがSNSなどにあげた広告(チラシ)であります。 私が電気ノコギリをもっているところ。 (テ

          リメイク・セラピーという新しいジャンルを作って、ChatGPTに質問

          自分を売るマーケティングのプランをChatGPTに尋ねてみた

          前回、まさかの大コケした自分のイベントの報告をいたしましたが、 今回はこのイベントのマーケティングの方法をChatGPT に聞いてみたという話です。 まず、この計画の一番最初のミーティングの時に、マーケティング担当の女性から 何とシンプル!!! しかし、シンプルじゃないのは、この私でした。 ご存じない方のために、ちょっと簡単に言いますと、私はリメイクの服を作るだけでなくて、 ミシンで、音楽も作っている。 そしてまた、汚れたメンズシャツの絵も描いています。 こう

          自分を売るマーケティングのプランをChatGPTに尋ねてみた

          モノを売るのは難しい

          私はその昔、古着を一着ずつお直しして売る仕事をしておりました。 上の状況からだんだん波にのってきて、この頃は顧客も広がった。 ところが、 その後、ファッション業界のトレンドがファスト・ファッションになり、価格競争から落ちこぼれ、お客様が一人減り、二人減り、縫い物の仕事は、ほとんどなくなりました、、、、。 ところが。(長く生きてると、「ところが」が多いな。苦笑) 今、また、リメイクの波がきているらしい。。。。というのです。 それで、今までの売れなかったものを、再度リメ

          モノを売るのは難しい