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池の鯉とアンジャッシュ渡部

アンジャッシュの渡部が複数人の女性と不倫をし、妻の佐々木希に謝罪したが、彼女のインスタから夫である渡部の写真は削除され、芸能界も無期限休業で削除されてしまう勢いだ。それに比べて、不倫は文化だ!と言ってのけた石田純一は女性からは完全に総すかん、男性からは拍手喝さいを浴びた。そして当の本人は別に休業するわけでもなく、その後にも堂々とモデルと付き合い、一時はニュースキャスターまでやっていたというから驚きだ。でも凝りもせずまたその同じモデルと密会して、キャスターは降板、涙の記者会見、一文無し、離婚という悲惨な道をたどった。だが芸能界にはしぶとく生き残り、その後 東尾理子と3度目の結婚までやってのけた。

不思議に思うのが不倫と聞いて必ず男性のイメージが先行するのはなぜだろう?そして何故、たいがい男は許しを請うと、なんとなーくうやむやに許され、女は許してもらえないのだろうか?

その点、私の友人K子は女版 石田純一だ。いやもうそれ以上の豪族だ。不倫を文化と呼ばずに、池の鯉だと豪語する。こっちはその気はないのに、手をパンパンと叩くと鯉もとい、男性達がわさわさ群れをなして寄ってくるのだそうだ。彼女は<私は離婚するつもりないし、子どもの父親は旦那だけ!それでもいいの?全く気持なんかないから!ただ食欲と身体が気持ちよくなりたいだけ!>言い放った。K子にとって、彼らは食を満たし、身体を満たしてくれればいいらしい。本当に逆大奥みたいだ。もしくはハーレムか??

そして鯉達は喜んで彼女についていく。
フナでも金魚でもどじょうでもダメらしい。基準はわからないけどね。

彼女はそれだけにもとどまらず、私達友人に彼を見せたがる。別に私達には見せてくれなくても全然いいし、見てどうするってわけでもない。何より私は彼女の旦那さんを知っていたのだから、どんな反応すればいいのか正直困ってしまうのだが、そうはいっても他人事なのでレディースコミックの のぞき見の様な感覚で、ついつい見たくなってしまうのだ。そして何人か合わせてくれた彼らは、やっぱり池の鯉なんだろうなーって気がした。

普段から旦那はうだつが上がらないから、彼になる人は私を言い負かすようなガツンとした人がいい!とK子は言ってるが、実際に彼ら会ってみるとK子を従えているように見えるのだが、何のその!しっかりコントロールされていて、<んっもぉーほらーだめなんだからっ!めっ!>と、ママがオイタしちゃった子どもに諭すように叱られる??のを喜んで<ごめんよーーK子ちゃん>とデレデレなのだ。その場にいる私達はなんだかある種のプレイを飲み代だけで見せてもらってるような気がしてならない。

察するに男には二つの世界があって<支配したいもの>と<支配されたいもの>があるのだろう。あ、でも女もそうなのか?人間、いや生き物全てがそうなのかもしれない。その性質が顕著に出てしまうのが男なのであろう。石田純一タイプが<支配したいもの>対してK子の池の鯉たちは<支配されたいもの>だ。

渡部がしてきた、多目的トイレで1万円渡して、ラインを消させて、はいおしまいという不倫はあまりにも滑稽でしかも自分勝手すぎる。それに答えてていた女性もなぜ??と疑問だが、やはり<アンジャッシュの渡部>というステイタスにイヤとはいえなかったのだろう。女性側も渡部に対し、<私にとってあなたも性のはけ口よ>と思っていたならこんな大騒ぎにはならなかったかもしれない。

しかし渡部は支配しきれなかった。言葉や金銭ではなく、お互いに納得いく心意気ではなかったのだ。それゆえ、女性のリークによってあっさりと世間にばれてしまい、また中途半端な謝罪会見だけで雲隠れしてしまい、余計印象が悪くなる一方だ。そして妻である佐々木希はそんなダメ夫でも自分が支えていくという。佐々木希は渡部を<支配する>ことによって、ステータスをあげていくのだろうか?

K子の様の鯉のようになった渡部をちょっと見てみたい気がする私はやっぱりレディースコミックの世界が好きなのかもしれない。


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