数独が教えてくれた人間関係
やり終えた数独の数の羅列は美しい。
調和の美のようなものを感じる。ここは2しかない、とハマるときもあれば、ここは3か6なんだけどな、から後で、6が必然だとハマり込む時もある。
ここでは、数字を比較しているのではない。相対を考えているだけだ。2と2が同じ枠の中にいてはいけない。1から9のチームを9チーム作る時、チーム代表を縦に切り取っても、横を切り取っても、同じ2があってはならない。
これがふと人間の特質のようにも見えてくる。決して比較しているのではない。相対を見ているだけ。確かに見比べているけれど、較差や優劣のためではない。こうゆう何かがあったらいい、を絞っているだけだ。重ならないように。
それは重なりを作って初めてわかるのだ。
人間も重なりを作らないと、その特質は出てこない。特質って、その人にとっては当たり前で、楽にできることで、早くできること。ひとりで居るだけでは、磨かれることもなく、発見されることもない。
相対的理由で調和は成り立つ。
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