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イスラエル通信8月27日

●カルメル山の修道院
 カルメル山にはカルメル会の修道院が建っています。そこに超正統派のユダヤ人たちが押しかけ、修道士らと口論になりました。彼らはカルメル山にはエリシャの墓があったと主張し、キリスト教式の礼拝に抗議しました。最近、超正党派の教会に対する攻撃が激しくなってきています。
 
●西壁での祈り
 7月20日、エルサレム裁判所は、西壁に行く女性の持ち物検査は不要であるとの判決を下しました。これにより、女性が祈りのためにトーラーを持ち込むことが事実上可能となりました。この訴訟は、女性が西壁で祈ることを推進している宗教団体が、西壁を管理している西壁遺産団体に対し起こしたものです。しかし判決後も、団体は女性がトーラーを西壁に持ち込むことは、いまだ違法であるとのコメントを発表しました。
 
●メシアニックジューの地位
 メシアニックジューのイスラエルにおける法的地位は不安定なものです。その理由は、イエスキリストを信じたユダヤ人は、ユダヤ教の規定ではユダヤ人として認められていないからです。イエスをメシアとして信じることは、ユダヤ人として当然であるという認識がユダヤ人社会に広がることを祈りましょう。
 
●イスラエルの防災
 今年の夏は世界的に猛暑が続いていますが、その状況はイスラエルも同じです。イスラエルでは乾季に起こる自然災害(山火事)が懸念されています。しかし、防災の備えは十分ではありません。最近の調査結果では、消防士が不足しているとのことです。現在、約1,460人の消防士が不足しているとのことです。
 
●アラブ諸国のクリスチャン
 ほとんどのアラブ諸国で、クリスチャンは人口の多寡に関係なく迫害されています。憂慮すべきは、アラブ当局者たちだけでなく、知識人やエリートたち、NGO団体、民間の指導者たちが何も言わないことです。
 
●異邦人クリスチャンの悔い改め
 異邦人クリスチャンが、キリスト教信仰のヘブル的ルーツを無視してきたことを悔い改めるように、また、ヘブル的視点から聖書を読み直し、バランスの取れた信仰を得るように、さらにアラブ寄りの情報ばかりを信じ、現在の中東情勢を反イスラエルの視点から論じる人々が、バランスを回復するように祈りましょう。
 
●ベツレヘムのクリスチャン
 キリスト生誕の地ベツレヘムがハマスの支配下に入っています。この種のニュースは、世界のキリスト教国の間でもほとんど報じられていません。特に深刻なのは、ベツレヘムに住むアラブ人クリスチャンの現状です。このままでは、ベツレヘムにクリスチャンが一人も住めない日が遠からずやってきそうです。
 
●パレスチナの大義 
 パレスチナの大義は、イスラム教徒連帯のスローガンとなっています。「ユダヤ人はパレスチナ人の土地を不法に占拠し、建国した。パレスチナ人はイスラム教徒の同胞である。ユダヤ人からパレスチナを解放するのは、すべてのイスラム教徒の義務である。」
 しかし、この論法は「神話」です。ユダヤ人は多額の金を払って荒れ果てた土地を買い取ったのです。
 

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