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イスラエル通信2月28日

ホロコーストの記憶
 世界中でホロコーストの記憶が薄れつつあります。最近の調査では、アメリカ人の約4分の1がホロコーストは神話だと思っています。イギリス人の半数以上が、600万人のユダヤ人が虐殺されたという事実を知りません。さらにオランダの40歳以下の成人の23%(全体の12%)がホロコーストは「作り話」であり、ユダヤ人によって誇張されていると考えています。
 歴史から学ばないなら、同じ過ちを繰り返すことになります。ホロコーストの悲劇を記憶すると同時に、ユダヤ人たちを助けた義人たちのことも覚えましょう。反ユダヤ主義に対して毅然とした態度を取る人が増えるように祈りましょう。
 
日本とイスラエルの関係
 1991年の湾岸戦争と1993年のオスロ合意以降、日本はイスラエルとの経済関係を徐々に深めてきました。それは、アラブ諸国からの圧力がなくなったためです。その頃から、日本車が大量にイスラエルで販売されるようになっています。
 今後も、ハイテク産業を中心に、日本とイスラエルの取引関係が拡大し、双方にとって益となるように祈りましょう。
 
 アラブ人クリスチャンのアイデンティティ
 イスラエル政府は、イスラエル国家成立以降、ドルーズ教徒、キリスト教徒などの少数派を「アラブ」というカテゴリーで一括りにしています。しかし、各宗教間に大きな相違点があります。多くのクリスチャンが、自分たちとイスラム教徒を区別してほしいと願っています。
 イスラエル政府がそのことを認識するように、イスラエルのクリスチャン共同体の祝福のために祈りましょう。
 
イスラエル聖書大学
 イスラエル聖書大学は、メシアニックジューとアラブ人クリスチャンが一緒に学ぶ大学であり、宗教的ユダヤ人からの迫害を受けながらも、その働きは大いに祝されています。
 ユダヤ人牧師とアラブ人牧師がともに集う修養会も定期的に開催されています。また、インターネットを用いた伝道も活発に行っています。学長のソレフ師や教授陣が主に支えられように祈りましょう。

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