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思考の原資

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2015年4月の記事一覧

先天的に心臓に穴のある子が生まれるのはよくあること

 昨日、予定通り娘の次女(15ヶ月)が榊原記念病院に、28日に予定された心臓手術のための準備入院した。完全看護ではないため、母親も一緒に付き添いで約二週間、缶詰状態になる。

 病名は、「心内膜床欠損症(房室中隔欠損症)」といって、生まれながらに心臓に穴が空いている状態で、最近ではあまり珍しくもないそうだ。この件は以前、ブログにも書いた(参照)。どこに穴があるかによって生後、数年で穴が塞がる場合も

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cakes連載予告に黒田三郎!

 人物評としても毎回楽しみにしているのがcakesの「新しい「古典」を読む(参照)」の連載で、かなり読みでがある。どこがどう面白いか、このコラムについて説明するのはとても難しい。ひとつ言うと、筆者の心情の多くが伏線になっていて、それを「伏線」として確信を持つためには、筆者と同じか上の世代でないと読めないといえる点。こんな風に言い切ってしまって語弊はないと思うけど、あの連載から筆者の心情を読み込めて

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思い出したこと

 子供が情けなくだらしなく見え、いったいお前は誰の子だよ?と、自分にはありえないと心の中で否定しまくって苦しい時、その根底には、この子は私を映し出している鏡のようなものだという確信がある。これに何か理由をつけて打ち消し、少しでも自分の気を楽にしたいなど、邪な気持ちが瞬時に駆け巡る時は気も漫ろで、心ここに在らずになる。

 昨日、子供の挫折を親としてどう乗り越えてきたのか、自分の人生の反省のようなこ

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生活が苦しいわけを整理してみる

 「デフレ脱却」の道半ばと見るか、「アベノミクスが失敗」と見るかは難しいが、最近、欧米からは、「アベノミクス」はチグハグな事をやっていると批判を受けている。簡単に言うと、緩和政策を片方でやりながら財政再建のために緊縮財政をやっているのはおかしいだろう?円安が進んだおかげで中国や韓国はかなりの影響を受けているし、株価も上がっている。米国への影響も少しは配慮しろよ、こんなトーンの印象だ。世界からなんと

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年老いた親と一緒に暮らすこと

 埼玉の入間市に私の実家がある。実家では現在、年老いた両親が二人で暮らしている。弟が一人いるが、実家では暮らさず、港区のマンションに再婚後、弟の二人娘の内、姉を引き取って三人で暮らしている。因みに、私の娘や息子達は、高校を卒業後、東京の大学に進学したため、そのまま東京の各地でそれぞれの暮らしを成り立たせ、いわば、自立した生活をしている。こういった状況からお正月の過ごし方として、埼玉の実家に全員集合

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「権力介入」の問題だと主張するけど、それだけじゃないでしょ

 テレビキャスターやコメンテーターの降板には「権力の介入」がつきものくらいのこと、昔からあった話しだし、個人的には本当にどうでも良い話なのだが、読売新聞(3月30日)で取り上げられている元経済産業省官僚、古賀茂明氏の番組での「権力介入」に対する主張部分から、根本的に彼の認識不足が招いた問題ではないかと思うようになった。安倍政権になって放送側への抗議など、政権が業界に介入することが増え、強化されたこ

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