影響力の獲得方法

おはようございます!
最近ちょっと『影響力』を発揮できている人と発揮できていない人の差分を考えることがあり、その時にふと自分がやっていることを見返してみました。
そして過去に読んだ本をちょっと読み直して再認識してみたのでちょっと発揮の仕方について書いてみます。

過去に読んだ本は2冊です。
『影響力の武器』と『ATTENTION』です。

影響力の武器

ATTENTION

どちらも6年前に立て続けに読んだ本です。
知らず知らずにやっていることが大半だったので、読書して再認識した感じでした。
さてそもそも影響力というのはどういうことかと思って辞書を引いてみました。

「働きかけによって人の心を動かし、行動を喚起したり、考えを変容させたりする力」

と書かれていました。
ゲーム会社では事業部など組織マネジメントの軸だけではなく、プロジェクトというさまざまな事業部に所属する異なる職種の人が集まったプロジェクトチームという集団で成果を出す2軸が存在します。

組織で影響力が必要な役割は部長、課長です。
プロジェクトであればプロデューサー、ディレクターなどになります。
大人数のメンバーを束ね、ゴールを達成するために力を最大化し、一つのベクトルへエネルギーの向き先を整えていく役割には、影響力が必須です。

肩書きを与えたからと言って人々を共通のゴールへ向けて活動する集団にすることはできません。
肩書きはアシストする程度の話で、影響力のための必須条件ではありません。

では影響力とはどのようにしたら発揮することができるのでしょうか？
声が大きいかとか、小姑のように様々なことに首を突っ込んで自分の意見を述べることを影響力だと勘違いしている人がいますが、そういうことではありません。

そういう人は一見、影響力を持っているように思われたりすることがあったり、当人は自分に影響力があると勘違いするのですが、なぜかというと【面倒臭い人】と思われていて周囲が距離をおいて関わりを持たないようにするために閉口しているだけであって、影響力があるから人々が話を聞いてるわけではけっしてありません。

だいたいこのような人に共通した性質として、持論を一方的に述べて他人の話を聞けないというところです。
傾聴ができない人とは、どの道、議論のしようがないのでたいていの人は話を聞き流しその場を済ませようとします。
その結果、【裸の王様化】したりしますし適切な立場の人が指導、教育しないと勘違いをこじらせてモンスター化します。

影響力を真に持つために必要なことは下記です。

批判、指摘をするのではなく改善や実行のための障害を取り除くための提案をし自ら行動して、成果を出すこと

これだけです。
意見や批判や指摘は誰でもできます。
しかし、実際に問題を解決したり目標を達成することができる人は少ないです。
人々の耳目を集めるためには行動し、結果を出す必要があります。
そして、そのための条件として『目的意識』をしっかりと持ち『覚悟』を持って完遂するまで諦めない行動力が必要です。

結果を出すためには、状況をしっかりと把握するために関係する様々な立場の人々の話を聞き、情報を集める必要があります。
それを実現するためには、自分の話ばかりをしていてはダメです。
人々から情報を聞き出す傾聴能力が必要になりますし、情報は低い姿勢のところに集まります。
ふんぞり返って偉そうにしている人のところには情報は集まりません。

『実るほど頭を垂れる稲穂かな』

という故事がありますが、まさにこのことを忘れてはいけません。
影響力を持ち、結果を出していくと頭が高くなっていきます。
ピノキオの鼻のように伸びていくものです。
慢心は百害あって一利なしです。

そもそも影響力の行使のために「偉そうに」振る舞う必要など微塵もありません。

「わからないことはは素直に教えを請い」
「感謝の言葉を忘れずに」
「間違えたら素直に謝罪する」

これらを肝に銘じています。
変なプライドの原因は、ツマラナイ批判をする人たちの声に惑わされて発生していることが多いです。

「部長なのにあんなこともわからないのw」
「こんなことも間違えるなんてありえないw」

と言った声ですが、こんな言葉に翻弄されてはいけません。
人間ですから間違うこともありますし、あらゆることを知っていて分かる人なんていませんよね？
まともな分かってる人はそんな性もない戯言を囁いたりしませんし、見ている人はしっかり見てくれているものなので、そのような囁きを気にして道を外さないように心を強く持って行動することが大切です。

そういうリーダーの下にいる人たちはやがて、安心安全な場ということが浸透していき、思考行動を変えていくので組織開発の面でも重要です。

ということで、みなさまの参考になれば幸いです!

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