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FY22ゲーム大手各社の決算まとめ

こんばんわ。
ちょっと忙しくてなかなか書けず、本当は朝、仕事前に投稿予定だったのですが、こんな時間にかきあげて投稿することになりました^^;

昨日から真夏のような気温で、知人がいる関西地区は27℃だったそうです^^;
もう夏日。
そして来週からは関東は梅雨入りするのではないか?と言われています。
なんだか気候がハチャメチャで体調崩しやすい日々なので、みなさんも気をつけてください。

ゲーム大手各社の決算情報が出揃ったので扱ってみたいと思います。

まずはゲーム業界の雄である任天堂ですが、Switch発売から5年が経過していますが、前期比-33%と鈍化しているものの1,356万台販売しています。
またソフトは好調で2.3億本と過去最大の販売本数でした。
売上額は前年比3.6%減の1兆6953億円、営業利益は同7.5%減の5927億円、純利益は同0.6%減の4776億円の利益となっています。
微減しているのは当然と思いますが、微減にコントロールできていることは凄いですし、なにしろ驚異的な利益率です。

次は私がかつて長年お世話になっていたバンダイナムコグループです。
こちらは驚異的な成長を遂げています。

売上高:8892億7000万円(前年同期比20.0%増)
営業利益:1254億9600万円(同48.2%増)
経常利益:1336億800万円(同52.5%増)
当期純利益:927億5200万円(同89.7%増)

ちなみに私がnamcoに所属し、BANDAIと経営統合した最初の年のバンダイナムコグループの売上高は4800億円ほどでした。
経営統合から数年はなかなか成長していかなかったですが、この6〜7年は目覚ましい進歩を遂げています。
構造改革が叫ばれていましたがそういったことを達成し、攻めの戦略に転じその効果が現れてきているということなのだと思います。
アミューズメント事業を除くすべての事業セグメントで成長しており、ゲームを中心としたデジタルセグメントの伸長が著しいです。

一時はnamcoはセガと経営統合という話もあったのですが、そのセガサミーグループについて紹介します。

売上高:3209億4900万円(前年同期比15.6%増)
営業利益:320億4200万円(同389.0%増)
経常利益:333億4400万円(同1844.3%増)
当期純利益:370億2700万円(同2806.4%増)

ゲームユーザーのイメージだと、ちょっとうまくいっていない印象があるかもしれませんが、実際は大きく成長しています。
ただこの中には、アミューズメント施設運営事業を売却し、撤退したりと事業の選択と集中を断行していたり、希望退職を募ったりと構造改革を進めていることによる効果もあるので純粋な事業効果だけではありませんが、未来を見据えたことを着実に進めてるのだと思います。
実際、北海道に新たな開発拠点を設置したりもしています。

売上高:1100億5400万円(前年同期比15.5%増)
営業利益:429億900万円(同24.0%増)
経常利益:443億3000万円(同27.2%増)
当期純利益:325億5300万円(同30.6%増)

カプコンは2022年3月期における売上高は、過去最高を記録。すべての利益項目で5期連続の最高益と、9期連続の営業増益も達成している。
モンスターハンターシリーズ、バイオハザードシリーズなどが好調で、特にバイオハザード ヴィレッジは610万本を売り上げています。
堅実に出すタイトルはヒットさせているのは凄いですね。

売上高:727億5900万円(前年同期比20.5%増)
営業利益:345億2700万円(同41.5%増)
経常利益:486億9600万円(同23.9%増)
当期純利益:353億5900万円(同19.7%増)

とこちらも好調で、牽引したのはおそらく同社としてははじめてのヒットスマホゲームとなった「三国志 覇道」が寄与しています。
また、報道もされていますが投資事業が絶好調で実業以上に利益貢献しています。
本社ビルも横浜みなとみらいに建設中ですしね。
今後も楽しみです。

売上高:2995億2200万円(前年同期比9.9%増)
事業利益:803億1500万円(同25.2%増)
営業利益:744億3500万円(同103.6%増)
当期純利益:548億1200万円(同69.8%増)

コナミも好調です。
スマホアプリゲームの数々が長期運営にも関わらず大きな売上利益を出し続けています。
家庭用ゲームソフトでも『桃太郎電鉄〜昭和 平成 令和も定番!』が350万本と貢献しました。
ただ、家庭用ゲームはそもそもほとんどリリースされていないのでちょっとさみしいです。

売上高は3652億円、営業利益は592億円、経常利益は707億円の利益とすべての段階利益でスクエニも過去最高の通期業績でした。
FF14の貢献度は大きいようです。
スマホはちょっと新作が苦戦している印象があるので、今後の新作に期待しています。

ゲーム分野がソニーグループ全体にも大きく寄与しています。
ゲーム&ネットワークサービス分野で2兆7398億円の売上を記録。
営業利益は3,461億円と好調です。
日本ではようやくPS5が以前に比べれば入手しやすくなってきたので、供給体制が改善すればもっと業績は上ブレるのではないかと思います。

ということで、円安の効果も含めてゲーム各社は絶好調でした。
来期はいろいろと各社、明暗が別れてくるのではないかなと個人的には思っています。
けど為替益に助けられて以外と大丈夫かもしれませんw


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