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人材が会社を去る選択をする本当の理由と対策

こんばんわ。
今日は朝から本降りの雨で、時間によっては激しく降っていました。
夜半まで降り続くようですが、この雨で関東は昨年より8日早く梅雨入りしたことが気象庁から発表されました。
もう梅雨なんですね・・・天候不順は気持ちも上がらないのとジメジメした季節になるかと思うと嫌ですが、これが過ぎれば夏です。

GW明けでこの憂鬱な天候が続く時期は結構、退職者が増えたりするなと経験則的に思っていまして、今日は退職する選択をする人たちの側に立った話を書くことにしました。

まず大前提として、退職が悪いとは思いません。
むしろ終身雇用が崩れ去った今、自分の人生をどう生きていくのかを考えキャリア形成をすることが求められているので、転職という選択肢はとても重要です。
だからこそ、将来につながる退職であって欲しいと考えます。

そして、企業としてはそういう時代だからこそ会社に貢献してくれている社員には留まって欲しいですし、また転職先として選択される企業であることが求められています。

そのためにはどうして退職という選択を取ることになるのかということを知っておくことは重要だと言えます。
特に会社に貢献してくれている社員の退職は少なくしたいところです。
多くの表面的な退職理由としては下記のようなものでしょう。

・自分の能力を新しい職場で試してみたい
・自分のやってみたい仕事ができる環境を見つけたから
・給与など待遇がもっと良い会社へ行けることになったから
・様々な業務経験を積んでみたい

本音を後から在職しているメンバーから聞いたりすると上記とは違う現実が見えてきます。

・上司や会社に正しく評価されていない
・面倒くさい仕事だけ押し付けてくる上役がいる
・責任は取らされるが、手柄は上役が持っていく
・会社や組織、チームでの自分の存在価値が感じられず、必要とされている実感が持てない
・ロールモデルになるような先輩や上司がいないので、この環境にいても学べることがない
・現在の環境でこの先の自分の将来や目標が見えない
・他責の風土で、指摘と批判ばかりで問題ではなく○○さんが悪いというように人に帰結する問題処理がされる安心して仕事ができない環境
・相談しても助けてくれる、力になって解決してくれる上役や上司がいない
・人間関係の問題解決がされずに放置されている環境
・チームや製品のためではなく利己的なことをしている声の大きな人が仕切っている

ちなみにブラック企業の場合はそもそも上記とは異なり、1日でも早く離れるのが得策です!
精神や肉体に支障を来す前に!!

大事な人材に去られないようにすべきことは前述したことの裏返しで分かると思いますが、下記のようなことになります。

・会社や組織の中長期目標やビジョンを全社員が理解できる形で提示、伝達すること
・マネジメント体制を構築し、評価FBを日頃から適宜行うこと
・組織マネジメントに必要な知見や前提条件を管理職が一律で持っている状態にすること
・日常業務がどのように行われているのか、実態を把握する仕組みを作ること
・現場で起きている実際のリアルな情報(耳の痛いことも含めて)が上がってくるもしくは、ヒアリングできる関係値を現場に近いところにいる人物との間で構築すること
・会社の目標、ビジョン、方針に照らして反した思考行動をしている人材を放置せずに指導、監督すること
・人事制度、目標管理制度などをしっかりと設定、運用し個々人の能力開発やキャリア形成を実現すること

理想としてはこれらがすべて出来ていることですが、そんな会社はなかなかありません。
また、このような対応をできる人材を集めることも大変ですし、そういった役割の人たちに専任してもらうことも現実的には難しい企業が多いと思います。

ですので、ゼロイチではないので自社の課題にあった優先度をつけて、対策のそれぞれについても完全履行を目指すのではなく、20点なら20点の、40点なら40点でも良いのでまずは現実的にできるラインまでのことは実行できるようにしていくことで、環境や状況が少しずつつ改善され、100点までもっていくだけの余力が出てきたり人材が育成されたりしてくるので、まずは小さいな一歩でも良いので、現在の布陣でもできることを重要度☓影響度の高い順に行っていくことをオススメします。

それなりの時間がかかるとは思いますが、地道に小石を積み上げていけば、いずれは山にもなりますから、小石からでも良いので中途半端にせすに継続し続けていくことが大切です。

また、状況も変化しますから適切にサーベイを行い、目標、目的、方針、手段、方法を軌道修正しながら行動していきましょう!
組織もチームも生き物ですから刻々と変化することがあるのです。

状況の要請に合わせていかないと、効果は出ませんし目標が達成されることはありません。
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