2021年2月の記事一覧
サミュエル・ベケット著『ゴドーを待ちながら』読書感想文
時代も国籍も明かされないまま二人の浮浪者がゴドーと呼ばれる何者かを待ち続ける話。二人の他に数人の人物が登場するが、さして事件らしい事件も起こらず、結局ゴドーなる者は現れないまま物語は一貫して独特な浮遊感を醸しながら幕を閉じる。シュールで不思議な物語だ。
シュールで不思議な物語、私は何故そう思ったのか?
それは小説や物語に、私は無意識的に"いわゆる物語的な起承転結"や、共感を見出すことを求めてい
時代も国籍も明かされないまま二人の浮浪者がゴドーと呼ばれる何者かを待ち続ける話。二人の他に数人の人物が登場するが、さして事件らしい事件も起こらず、結局ゴドーなる者は現れないまま物語は一貫して独特な浮遊感を醸しながら幕を閉じる。シュールで不思議な物語だ。
シュールで不思議な物語、私は何故そう思ったのか?
それは小説や物語に、私は無意識的に"いわゆる物語的な起承転結"や、共感を見出すことを求めてい