ウゴイテワカル研究所:未来の事業を作る実践録

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最近の記事

保育士を企業に派遣「ペアサポ保育」で職場環境を改善する:ピクニックルーム・後藤清子さん

子育てには何かと不安や悩みがつきものです。働きながら子育てをしている人にとっては、時間もない中で、身近で相談できる相手は限られています。こうした現状に対して、株式会社ピクニックルームでは、保育士を企業に派遣し、職場の中で相談を受け付ける「ペアサポ保育」事業を展開しています。 同社代表取締役の後藤清子(ごとう・きよこ)さんに、事業立ち上げのきっかけや、現在の保育業界における課題を聞きました。 子育ての身近な相談役「ペアサポ保育士」ピクニックルームでは、保育士を企業に派遣し従

    • “日本ならでは”臨床工学技士の医療機器管理、教育ノウハウを海外展開:Redge・稲垣大輔

      日本における医療機器の管理、教育システムは世界的にも最高水準のシステムが整っています。それを専門的に支えているのが臨床工学技士と呼ばれる資格を持つ人たちです。 株式会社Redge代表取締役の稲垣大輔(いながき・だいすけ)さんも、この臨床工学技師の1人です。日本での管理、教育ノウハウを落とし込んだ医療システムを、アジアやアフリカ向けにカスタマイズして展開している稲垣さんに話を聞きました。 臨床工学技士から起業Redgeは、日本における医療機器の管理や教育のノウハウを、アジア

      • やる気不要の自習サービス「ヤルッキャ」開発の裏側:Herazika・森山大地

        「人間が生まれながらに持っている怠惰性をいかに解決するか」 小学生向けのオンライン自習室「ヤルッキャ」を運営する株式会社Herazika(ヘラズィカ)代表取締役の森山大地(もりやま・だいち)さんは、事業の根底にある思いを話してくれました。 2023年2月にサービスを大幅にアップデートした森山さんの事業へのこだわりを聞きました。 習い事が続かない娘の様子が「ヤルッキャ」開発の気づきになったHerazikaが提供している「ヤルッキャ」は、小学生向けのオンライン自習室です。

        • クラフトビール製造での廃棄物を紙製品へアップサイクル——ものづくり未経験の2人が半年で量産にこぎつけた開発の裏側:kitafuku・松坂匠記/松坂良美

          クラフトビールの製造過程で出るモルト粕をアップサイクルした「クラフトビールペーパー」を開発する株式会社kitafuku。最近では、海外からも取材を受けるなど、注目を集めています。 同社代表取締役の松坂匠記(まつざか・しょうき)さんと、取締役の松坂良美(まつざか・よしみ)さん夫妻に話を聞きました。 緊急事態宣言で廃棄に着目、クラフトビールペーパー開発のきっかけ「『kitafuku』という社名は、妻の出身地である北海道と、私の出身である福岡の頭文字を組み合わせました。お互いの

        保育士を企業に派遣「ペアサポ保育」で職場環境を改善する:ピクニックルーム・後藤清子さん

          「送迎さえなければ私は......」子供の習い事の裏側に潜む社会課題を解く:hab・豊田洋平さん

          子供の頃に習い事をしていた人であれば、親に送り迎えをしてもらった経験があるのではないでしょうか。 子供の頃には気づかなかったものの、大人になって振り返ると、親が時間や自分のやりたいことを犠牲にして送り迎えをしてくれていたことに気づかされます。 今回話を聞いたhab株式会社代表取締役の豊田洋平(とよだ・ようへい)さんが開発中のサービス「håb(ハブ)」は、「世の中から不要な送迎をなくす」サービスです。 「送迎さえなければ、私の人生はもっと......」2022年8月にha

          「送迎さえなければ私は......」子供の習い事の裏側に潜む社会課題を解く:hab・豊田洋平さん

          「診断×面談」で医療介護現場のメンタル不調を予防、離職率や採用コストも改善:きゃりこん.com・下平光明/上松恵実

          近年、日本における大きな社会課題の一端をなすメンタルヘルスの問題。特に問題が深刻化しているのが、医療や介護の現場です。 「人命最優先の現場では、どうしても従業員のケアが後回しになってしまっています」 こう話すのは、「きゃりこん.com」を運営する株式会社きゃりこん.comの下平光明(しもだいら・みつあき)さんと上松恵実(うえまつ・えみ)さん。課題解決に取り組むお二人に話を聞きました。 人命優先で従業員ケアが後回しになる医療・介護の現場メンタルヘルスの不調は社会問題の 1

          「診断×面談」で医療介護現場のメンタル不調を予防、離職率や採用コストも改善:きゃりこん.com・下平光明/上松恵実

          腎臓病の方向けアプリ「じんぞうグラフ」ローンチ、母親というユーザー像に向き合い続けて:トーチス・松岡大輔

          課題を照らし出す松明(たいまつ)=Torches(トーチス)。 社名を名付けた株式会社トーチスの松岡大輔(まつおか・だいすけ)さんは現在、腎臓病の患者さんが抱える課題を照らし出し、腎臓病の方のためのアプリを開発しています。 2023年2月に腎臓病の方のための血液検査記録アプリのローンチを迎えた松岡さんに話を聞きました。 母親の人工透析導入を機に、トーチスを創業およそ8人に1人。日本における慢性腎臓病の患者数です。 腎臓は一度その機能を失ってしまうと、元通りに回復できな

          腎臓病の方向けアプリ「じんぞうグラフ」ローンチ、母親というユーザー像に向き合い続けて:トーチス・松岡大輔

          審査員のホンネ——新規事業の審査会では、採点表より〇〇がほしい!

          新規事業開発の社内プログラムなどで重要な「審査会」。 事業アイデアの良し悪しを審査するだけでなく、会社の目標達成や社員の成長に繋げる効果的な審査会を設計するにはどうすればよいのでしょうか。 今回は、新規事業開発プログラムの審査会のポイントについて、外部の審査員の観点から当社GOB Incubation Partners代表の山口に聞きました。 *本記事は2022年11月16日公開のPodcast『GOBの給湯室—審査員のホンネ|新規事業の審査会では、採点表より○○が欲し

          審査員のホンネ——新規事業の審査会では、採点表より〇〇がほしい!

          足掛け5年、秋田で起業——起業家として“仮想の死”を繰り返した日々を振り返る:ローカルクエスト・高橋新汰

          秋田在住の起業家、高橋新汰(たかはし・あらた)さんは、企業向けのインターンシップコーディネート事業などを運営するローカルクエストの代表です。 前回の記事では、企業の中で事業を育てる「客員起業家制度」に参画を決意してからの歩みを見ました。メンタリングや検証、ピボットを経て現在の事業の形を見つけたローカルクエスト。今回は、その後のサービス開発と、「起業家・高橋新汰」の正直な胸の内を聞きました。 学生にとっての本質価値はブラさずに、企業にとっての購買理由を考えるインターンシップ

          足掛け5年、秋田で起業——起業家として“仮想の死”を繰り返した日々を振り返る:ローカルクエスト・高橋新汰

          社内の給与制度ゼロから作ってみた——半年の運用でわかったこと、直したこと

          著者:並木 美緒 GOB Incubation Partners/オンテンバー取締役 私たちGOB Incubation Partnersでは、「メンバーの成長を促すための給与制度」をゼロから構築。その過程で、全メンバーの給与を社内で見える化しました。 以前の記事で、2020年2月から6月までの設計に向けた議論と、できあがった制度を公開したところ、「ここまでオープンに社内制度を公開するのに驚いた」「これはすごいことが書かれている......」など多くの方から反響をいただき

          社内の給与制度ゼロから作ってみた——半年の運用でわかったこと、直したこと

          プロトタイプ、検証、失敗......の繰り返し、ピボットの末にたどり着いた事業の形:LocalQuest・高橋新汰

          秋田在住の起業家、高橋新汰(たかはし・あらた)さんは、企業向けのインターンシップコーディネート事業などを運営する「LocalQuest(ローカルクエスト)」の代表です。 前回の記事では、「アイアンマンを作りたい」との思いから入学した大学で、周囲との熱量の差を感じたこと、その違和感が就活時期にさらに大きくなったことが事業立ち上げの原点だったことを振り返ってもらいました。今回は、本格的な事業立ち上げの一歩目を踏み出したあとの奮闘ぶりに迫ります。 LocalQuestを企業の「

          プロトタイプ、検証、失敗......の繰り返し、ピボットの末にたどり着いた事業の形:LocalQuest・高橋新汰

          「アイアンマンを作りたい」から秋田県立大学へ、起業の原点:LocalQuest・高橋新汰

          秋田在住の起業家、高橋新汰(たかはし・あらた)さんは、企業向けのインターンシップコーディネート事業などを運営する「LocalQuest(ローカルクエスト)」の代表です。 そんな高橋さんに、起業の原点を振り返ってもらいました。 秋田県で事業を運営している「LocalQuest」は、学生の力を企業の課題解決に活かす「インターンシップ」のプログラム開発や運営をしています。 例えば「自社商品のさらなるファン獲得」に課題を抱えている企業があれば、その解決に関心がある学生を対象とし

          「アイアンマンを作りたい」から秋田県立大学へ、起業の原点:LocalQuest・高橋新汰

          関西電力から生まれた「Yaala」、産後家族向け滞在型サービスをリリースするまでの3年間

          出産後のケアというと、これまでは産後まもない時期の母親や育児への直接的なサポートに集中していました。しかし産後に必要なケアはそれだけではありません。 産後は、子供が産まれてまもない一定の期間を意味すると同時に、そこから長く続いていく家族生活の「スタートライン」とも言えます。家族生活の基礎を作る上で非常に大切な時間です。 産後は生活が一変し、ともすれば育児に追われ、個人や夫婦、家族としての時間をかえりみれないこともあるかもしれません。そんな産後の家族生活に焦点を当て、1ヶ月

          関西電力から生まれた「Yaala」、産後家族向け滞在型サービスをリリースするまでの3年間

          日本とアジアをつなげる学習プラットフォーム——きっかけはフィリピン駐在、300万円かけた英語学習:GLiN・占部智久

          コロナ禍によって、否応なしに海外との物理的な接点が希薄になりました。これはすなわち、外の世界に触れて英語を学ぼうとするきっかけの1つが失われたことを意味します。 それと同時に、望みさえすれば、オンライン上でより気軽に世界とつながれるようになったことも事実です。 株式会社GLiNの占部智久(うらべ・ともひさ)さんは、コロナ禍を機に、海外とつながる日本人が減っていることへの危機感から、事業を立ち上げ。現在はオンラインを通じて、アジア諸国と日本をつなげる学びのプラットフォームを

          日本とアジアをつなげる学習プラットフォーム——きっかけはフィリピン駐在、300万円かけた英語学習:GLiN・占部智久

          「聞き上手」がビジネスになる? ライブ配信の流行の逆をいくLively :Lively・岡えり

          誰かに話を聞いてほしいーー。誰しもふとそう思うことはあるでしょう。 昨今、コミュニケーションのあり方は目まぐるしく変化しています。それはコロナ禍によって、さらに加速しました。ビデオ会議システムやチャットツールがますます欠かせないものになり、“ニューノーマル”なコミュニケーションの形が生まれました。 しかし便利になった一方で、雑談や悩みを相談するといった、たわいもないコミュニケーションは希薄になっているのかもしれません。実際に孤独を感じる人も増えたと言われています。こうした

          「聞き上手」がビジネスになる? ライブ配信の流行の逆をいくLively :Lively・岡えり

          社会課題の解決と経済価値の両立を目指して——食品ロスを生み出す供給構造を変える:AUDER・各務友規

          本来食べられる食品を廃棄してしまう「食品ロス」の問題は、社会課題の1つとして、広く認知されるようになりました。 AUDER株式会社も、この問題解決に向けたプロダクトを開発しています。センサーで食料品の在庫量を可視化し、その量に応じて食品を自動供給する仕組みで、食品ロスの原因の1つである供給構造の改善に取り組んでいます。代表取締役・CEOの各務友規(かがみ・ゆうき)さんに、事業立ち上げの背景にあった課題意識を聞きました。 社会課題とビジネス課題の両面から食品ロスを考える

          社会課題の解決と経済価値の両立を目指して——食品ロスを生み出す供給構造を変える:AUDER・各務友規