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Goalsの新たなミッションへの想い

こんにちは。
Goals CTOの多田です。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、Goalsは2024年2月に会社のミッションとバリューを刷新しました。
今回は、そのうちミッションの刷新について、プレスリリースだけでは伝えきれなかった部分をnoteでお伝えできればと思います。

プレスリリースはこちら↓


新ミッション

ミッションとは、簡単にいうと、企業・組織が果たすべき使命や存在意義を表す言葉です。
なぜGoalsが存在し、事業を行っているのか、なにを成し遂げたいのか。
会社にとってもっとも重要なメッセージとも言えるミッションを、今回以下のように掲げました。

新ミッション
「食品産業の、ロスをなくす。」

こちらの画像で伝えていることがほぼ全てなのですが、補足させていただきます。
「衣・食・住」の食という、古来より人々の生活に密接に関係し、また世界でも最も発達していると言っても過言ではない日本の食品産業には、歴史が古いがゆえに取り残されている課題が山積みされています。
以前のミッション「フードビジネスの利益率とスケーラビリティを最高水準に」で掲げているように、創業当時より、食品産業の生産性に貢献し、日本が世界に誇る食文化をもっともっと盛り上げたいと強く感じています。

食品産業の生産性を向上するためには、山積みされている課題の中で、非効率な部分=無駄をなくしていく必要があると捉え、その無駄=ロスをなくすことで食品産業の成長を支えることが、Goalsが成し遂げたいことであるとあらためて定義しました。
創業時からずっとターゲットとしてきた食品産業への価値提供という軸はぶらさずに、メッセージとしてよりシンプルに、より分かりやすく、そして今後事業が拡張しようとも整合性のとれる普遍的な課題に取り組むこと。
それをGoalsという企業の第一義としたのが今回のミッション刷新の大きな意図となります。

ミッションを刷新した背景

これまでGoalsでは「フードビジネスの利益率とスケーラビリティを最高水準に」をミッションに掲げ、日本のGDPの約10%を占める食品産業のサプライチェーンを変革し、日本経済全体の成長に貢献することを目指していました。
サプライチェーンは、企業の売上や利益に大きく影響のある領域であり、そこを変革して利益率を改善すること。
一方で、食品産業の抱える慢性的な課題として人手不足というキーワードがあり、労働生産人口が減少していくこれからの日本社会で重要なのは、産業全体の生産性を改善すること。
これらを改善し、産業としてのスケーラビリティ(拡張性)をつくっていくことはすごく重要だという思いのもと、創業初期のコアメンバーでディスカッションして最初のミッションを決定しました。
サプライチェーンの課題解決から日本経済に大きく貢献したいという創業当時の思いを率直に表現したミッションだったと思っています。

ミッションを策定してから3年程度経過し、伝えたい内容は今も全く変わっていないものの、社員数も80名を超えるまでに増え、人数が少なかった時ほどミッションが浸透しきれていないと感じることが多くなってきました。

  • 私たちが実現しようとすることは決して利益率の改善という数字面だけでなく、とても大きな社会課題に挑んでいること

  • 導入していただけるお客様も増え、一定の成果も出てきていること

  • プロダクトを「つくる」フェーズから、「社会にしっかりと届ける」フェーズへと変わってきていること

  • 今後も組織拡大を続けること

以上の点を考えると、今後成し遂げたい大きなテーマを実現するためには、よりスケールが大きく、よりシンプルで分かりやすく、よりワクワクするミッションが必要だと考えました。
また、言葉として誰もが覚えやすいキャッチーな表現にすることで、社員が全員同じ目線で理解でき、それぞれがミッションに基づいて活動できるようなものにしたいと考えました。

ミッション刷新のプロセス

今回の刷新にあたっては、社内だけではなく広くステークホルダーの皆様、大袈裟かもしれませんが「社会」に対して伝わりやすいものにしたいと考えました。
ゆえに、社内のメンバーでは気付かない視点を入れることで、独りよがりにならず、完成度の高いメッセージにするため、社外のブランディングのプロの方にご協力いただきました。
創業メンバー、各部門の責任者、株主など約20名に、現状のミッションへの考え、想い、課題をヒアリングしていただき、そこから出たワードをもとに、プロの意見を伺いながら、経営陣で話し合いを重ね、決定しました。

今回の刷新の背景にあるように、会社の状況は常に変わっていきます。
その中で、変わっていくこと、変わらないこと、変えてはいけないこと、一つ一つをしっかり考え、Goalsがいま向き合っていること、未来に向き合っていきたいこと、そしてなにより創業時の想いと齟齬のないように、言葉を選んでいきました。

まず最初に、向き合う領域を広げていくのかという、軸を決めるところから考えましたが、今後も「食品産業」に向き合っていくことは早々に決めました。
サプライチェーンという領域は様々な産業にも存在しますが、あくまで食品産業という固有の産業に対して価値提供をし続けることがGoalsの存在意義であるということを経営陣のディスカッションの中で結論付けました。

その上で、食品産業にどのような価値を提供し続けたいのかを考えていきました。
繰り返しになりますが、Goalsは食品産業の生産性という課題に貢献したいと思い、事業を運営してきました。
その課題を噛み砕くと、サプライチェーン全体にあるあらゆる無駄=ロスをなくしていく必要があり、そこへ価値を提供し続けたい。
食品産業で「ロス」というと、「フードロス」が想起されますが、それだけではなく、人件費や材料費、機会ロスも含めたあらゆるロスをなくすことを意図しており、その結果として旧ミッションで掲げていた「利益率」や「スケーラビリティ」の向上にも繋がっていくと考えています。

向き合う領域、提供したい価値、それに加え、シンプルで解釈の幅があること。
今後様々なプロダクトや事業展開をしていっても整合性が取れるような、普遍性のあるメッセージにしたい。
色々な案は出ましたが、全ての案の中でもっともシンプルで、もっとも力強い「ロスをなくす」というワードに帰着し、ミッションを「食品産業の、ロスをなくす。」に決定しました。

今後に向けて

まだまだ道半ばどころかスタートラインに立ったばかりではありますが、これまで以上に大きなミッションのもと、掲げた言葉に恥じないよう、従業員全員で、これまで以上に意識を統一して価値提供していければと考えています。
これまで通り全力で課題へ取り組み、食品産業への貢献を続け、日本の誇りである「食」という産業を次代に繋いでいきます!

「食品産業の、ロスをなくす。」

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